「僕は友達が少ない」実写映画化決定!瀬戸康史が人生初の金髪で主演
2013年7月25日 12:00
[映画.com ニュース] 平坂読氏のライトノベル「僕は友達が少ない」が、瀬戸康史主演で実写映画化されることが決まった。“友達作り”の部活動を描くという斬新な設定と強烈な登場人物が読者の心をつかみ、シリーズ累計発行部数は555万部を突破。映画では及川拓郎監督のメガホンのもと、ヒロインに北乃きいを迎え、完全オリジナルストーリーで描かれる。
2011年に2期にわたりTBS系でアニメ化され、不動の人気を誇る話題作の主人公・羽瀬川小鷹を演じる瀬戸は、人生初の金髪姿を披露する。また、小鷹を振り回す中心人物・三日月夜空役の北乃は、トレードマークである爽やかな笑顔を封印。清々しいほど不機嫌な“ドS”キャラに息吹を与える。
瀬戸と北乃の初共演作となる今作は、ハーフで金髪、目つきが悪く人見知りの小鷹が、ある日の放課後に教室で“エア友達”と話をしている夜空と出会う。ともに友達のいないふたりは、互いの目的を果たすため、友達づくりを目的とした「隣人部」を作る。小鷹の戸惑いをよそに活動がスタートするが、意外にも入部希望者が続々と集まってくる。
瀬戸は、「この堂々としていて、せつないタイトルに運命的なものを感じました。なぜなら僕も、友達が少ないからです」と告白。そして、「ドキドキしながら台本を読んだら、ライトノベルの絶妙なファンタジー感に加え、登場人物たちのキャラの濃さ。今作にはいろいろな問題を抱えた“はがない達”が出てきますが、それぞれ友達が少ない理由が違います。僕は小鷹を演じるうえで、その理由を素直に演じるように心がけました」とコメントを寄せた。
脚本にリアリティを感じたという北乃は、「友達がほしいと思う反面、ひとりの自分が楽だと逃げがちになってしまうことも。それでも前向きに人と向き合うんだ、と学生の頃は気づけなかったことを、この作品では描いていると思います」と話す。及川監督は、「そこに存在するふたりの説得力、そして芝居の相性の良さを感じた。ふたりのやり取りが起こした化学反応は、ほかの役者陣、そして撮影現場に良い影響を与えたと思う」とふたりを絶賛している。
瀬戸、北乃のほか、大谷澪、高月彩良、神定まお、久保田紗友、山田萌々香、栗原類、渡辺大、石原良純らが出演する。
「僕は友達が少ない」は、2014年新春に全国で公開。