「ゲームセンターCX THE MOVIE」主演の有野課長、80万人動員でラスベガス・ツアー公約
2013年7月24日 05:00
[映画.com ニュース]CS放送・フジテレビONEの人気バラエティ番組「ゲームセンターCX」が映画化されることになり、都内のロケ現場がこのほど報道陣に公開された。
放送10周年を記念するプロジェクトの一環で、映画のタイトルはズバリ「ゲームセンターCX THE MOVIE」。番組で有野課長として懐かしいゲームに挑戦する笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉が主演し、吉井一肇、平祐奈らが共演する。
菅剛史プロデューサーは、「『○○ THE MOVIE』ってバラエティでは聞いたことがないので、まずネーミングが浮かんだ。ドキュメンタリーとドラマが融合した、皆がワクワクするものができないかと考えた」と説明。ストーリーの詳細は極秘だが、同氏によればテーマは“借りパク”だという。
1980年代、ゲーム好きの少年が好きな女の子の関心をひくため、不良たちに貸したまま返ってこないソフトを取り戻そうと奮起する姿が描かれるもよう。そうなると、有野の役どころが気になるところだが、本人は「恐らくスタッフ、キャストの中で僕が最後に台本をもらった。読んでビックリ。(自分の)シーンが少ないやんって感じでした。しょせん、プロデューサーの思いつきから始まっていますから」と早くも投げやりだ。
しかし、蔵方政俊監督は「今までに読んだことのない世界観の台本。通常、映画ではやらないことを正々堂々とやっていく。80年代の少年をめぐる友情、恋、アクションがふんだんに盛り込まれている」と断言。「バカバカしくもまじめな話で、すべてをまとめていただくのが座長(有野)です」と期待を寄せた。
有野自身も借りパクされた経験があるそうだが、相手は相方の濱口優。「高3の時に濱口にカノジョができて、ファミコンを貸してと言われたので貸したらそのまま返ってこなかった。それから年に1回くらいは返せと言っていたら、30歳を過ぎたころに『もう、あるか』と言われた。一番悲しい形ですね」とつらい!? 過去も吐露した。
それでも、ヒットさせることには自信ありげで、観客動員20万人で「ファン感謝大たこ焼きパーティ」、同50万人で「ファン感謝クルーズ」、同80万人で「ラスベガスでゲーム挑戦収録」の開催を菅氏とともに公約。映画出演は、2003年「釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!」以来10年ぶりとなる有野は、「『そのままでいいですよ』と言われているので、役者としては望まれていない。でも、なるべくなら客を泣かせたい」と控えめながら意欲を見せていた。
「ゲームセンターCX」は、有野が懐かしいゲームソフトに挑戦し、収録時間内に最終面のクリアを目指す内容で、DVDボックスの累計販売数が50万セットを超える人気番組。10周年プロジェクトは1年をかけてサウンドトラックやニンテンドー3DSソフトの発売、日本武道館での公開イベントなどが行われ、「ゲームセンターCX THE MOVIE」は2014年春に公開予定。