大杉漣はダンカン似? 大阪で間違われたままサイン書いた!
2013年7月23日 17:00

[映画.com ニュース]俳優の大杉漣が7月23日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたBSプレミアム短編ドラマシリーズ「あなたに似た誰か」の完成報告会見に出席した。タイトルにちなみ「どうやら私、ダンカンさんに似ているらしく、大阪で阪神ファンの方に間違われ、勢いで『阪神大好き』とメッセージ付きでサインを書いた。きっと大切にされていると思うと申し訳ない」と驚きのエピソードで盛り上げた。
写真家として活躍する藤原新也氏の短編小説集「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」から3編を映像化。町の片隅で懸命に暮らす人々のミステリーに満ちた人生の一コマを描く。大杉主演の第1話「カハタレバナ」を皮切りに、山本耕史と中越典子が共演する第2話「記憶の海」、宅間孝行と奥貫薫が離婚した夫婦を演じる最終話「車窓の向こうの人生」が3週連続で放送される。
大杉がNHKのドラマに主演するのは初めてで「これといった感慨はないですが(笑)、うれしいですね」。離婚後、事業を立ち上げるも肝硬変の疑いありと診断され、離ればなれになった元妻と一人娘に向き合う中年男性を演じている。
会見には大杉をはじめ、原作者の藤原氏と奥貫が出席した。藤原氏は「市井の人々の物語が、俳優さんの言葉と表情で、生命力あふれるドラマとして立ち上がるさまに感銘を受けた」と感激しきり。奥貫は昨年NHKで放送された「永遠の泉」に続き、藤原氏の原作ドラマに出演し「どちらも独特の浮遊感があり、まるで漂うように過ごした」と述懐。女優の泉ピン子が義母を演じており「宅間さんと泉さんが、本当の親子のように仲良く、疎外感がありましたね。宅間さんだけ、ご自宅に招かれているらしく、いいなあと思っています」とうらやましがっていた。
BSプレミアム短編ドラマシリーズ「あなたに似た誰か」は8月13日午後11時15分から放送(毎週火曜・全3話)。
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