Huluの売却先、3社に絞られる
2013年7月13日 18:15

[映画.com ニュース] 米動画配信サービス「Hulu」の売却先が3社に絞られたと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
Huluは、20世紀フォックスやNBC、ABCの人気テレビ番組が無料で視聴できるストリーミング配信サービスとしてアメリカで人気を博しているが、親会社のフォックスとウォルト・ディズニーは今後のHuluの展開をめぐり対立している。
フォックスとディズニー、NBCユニバーサルが、2007年に共同で発足させたサービスで、当時は3大メディア企業がオンラインで自社コンテンツをコントロールする目的があった。しかし、想像以上の人気により既存のビジネスモデルの脅威となったため、メディア企業側はHuluの売却を決意することになった。
複数の企業が買収に興味を示したものの、7月5日午後2時(現地時間)の締め切りまでに買収案を提示した企業は、衛星放送のディレクTV、ハリウッド・レポーター紙などを傘下に持つグッゲンハイム・デジタル・メディア、ニューズ・コーポレーション元社長のピーター・チャーニン率いるチャーニン・グループの3社だという。
Huluの親会社は、3社が提示した買収額や条件をもとに売却先を決定するものと思われる。なお、12年に有料会員400万人と広告から6億9500万ドルの収益を得ており、10億ドル以上での売却を目指しているようだ。
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