撮影日数わずか4日間! 大根仁監督長編第2作「恋の渦」キャスト全員が舞台挨拶
2013年7月7日 15:10
[映画.com ニュース] 「モテキ」大根仁監督の長編第2作「恋の渦」が、7月6日渋谷シネクイントで単独公開初日を迎え、大根監督のほか、新倉健太、若井尚子、柴田千紘、後藤ユウミ、松澤匠、上田祐揮、 澤村大輔、圓谷健太、國武綾、松下貞治という全キャストが舞台挨拶に登壇した。
大根監督は「今日の東京は不快指数95%だったようですが、それ以上に不快指数の高い映画にこんなに来ていただいてありがたい」と独特の表現で挨拶。観客から続編の予定はないのかと問われると「あるわけないでしょ!」ときっぱり否定した。低予算作品ということで大根監督も撮影を担当しており、ラブシーンについては「察しの通り、エロいシーンは主にメインで撮らせていただきました」と話し、会場を笑わせた。
劇団ポツドールの主宰・三浦大輔による原作、脚本を映画化した本作は、山本政志率いる映画ワークショップ「シネマ☆インパクト」の一企画として制作された。3月末の限定公開では、連日満席の上、追加上映まで敢行する大ヒットを記録し、このほど単独公開が決定した。
男女9人の友情と恋模様を赤裸々に描いた群像劇で、キャストは全員ワークショップで選ばれた俳優陣で構成され、顔合わせ1週間でクランクイン、わずか4日間で撮り上げた。撮影の2日前に女優が失そうする事件もあったという。
“イケてない”男オサムを演じた圓谷は、「無名の役者しか出ていない一つの企画がこんなに広がって、多くの人が集まったことがうれしい」と単独公開の喜びを語った。