ナタリー・バイ、「わたしはロランス」の新鋭監督を大絶賛「彼は天才です」
2013年6月23日 19:10

[映画.com ニュース] フランスの最新映画を日本に紹介する「フランス映画祭2013」で、カナダの新鋭グザビエ・ドラン監督の「わたしはロランス」が6月22日上映され、本作に出演したナタリー・バイが上映後にティーチインを行った。
フランソワ・トリュフォー監督「アメリカの夜」、ジャン=リュック・ゴダール監督「勝手に逃げろ/人生」など、ヌーベルバーグの時代を代表する女優の一人であるバイは、メルビル・プポー演じる、「女になる」ことを決めた主人公ロランスの母親ジュリエンヌ役を演じている。
気難し屋の夫と暮らし、息子に難しい愛情表現を見せていくという役柄を「この母親は、夢や希望を持っていたけれども自分が望むようにはいかなかったという女性。自分のことを女だと思い、現実と折り合いがつかない状態だった息子が自分に正直になった時点で、母親にも変化が現れるのです」と分析した。
今作撮影中に23歳の誕生日を迎えたドラン監督について「とても若い映画監督ですが、年齢や経験に関係なく彼は天才です」と大絶賛。ドラン監督は脚本、編集を手がけ、自身の過去作では俳優として出演し、今作では衣装も担当している。バイは「そんな天才肌の方ですから、撮影の時はちょっと気まぐれなところがあるかもしれない……なんて思っていたのですが、全然そんなことはなく、とても気持ちの良い現場でした。もし次回作へのオファーがあったらすぐOKしますね」と撮影を振り返り、監督の手腕を讃えた。
また、長年の女優経験から、監督には「経験や年齢はあまり関係がない」と持論を述べる。「40本作っていても、それほど大作を撮ってない監督もいるでしょうし、経験があるからアーティストだというわけでもない。フランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダール、ベルトラン・タべルニエ、クロード・シャブロル、スティーブン・スピルバーグら何人もの監督と一緒に仕事をしてきましたが、“アーティスト”といえる人もいれば、“大監督”といえる人もいる。また“技術者”だと思う監督もいます。重要なのはその人自身の人柄だと思いますね」と語った。
ロランスと同様の人生を歩んでいる友人を持つという観客から、現在のフランスではセクシャル・マイノリティの存在がどう捉えられているのかという質問を受けると「少しずつ前進は見られますが、フランスでもまだ“不都合”な話題として捉えられています」。実情がまだあまり理解されていないのではと述べ、さらにバイ自身も「この映画に出演して、ロランスのように自分を女性だと意識したとしても、これまでと同じ女性を好きなことに変わりはないということを初めて知りました」と明かした。
時に冗談を交えつつ、終始朗らかに語ったバイは「皆さん、素晴らしい観客ね」と客席に対して拍手を送り、笑顔で会場を後にした。
「フランス映画祭2013」は、有楽町朝日ホールほかで6月24日まで開催。「わたしはロランス」は9月、シネマカリテほか全国順次公開。
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