高良健吾、北川景子×深田恭子「ルームメイト」に出演決定!
2013年6月19日 05:00
[映画.com ニュース] 俳優の高良健吾が、女優の北川景子と深田恭子が初共演を果たすホラー「ルームメイト」に出演していることがわかった。若手きっての演技派が、今作では北川扮する萩尾春海を車ではねてしまったことをきっかけに親しくなる工藤謙介に息吹を注ぎ込む。
故今邑彩さんが1997年に発表した同名作を原案に、古澤健監督が映画化。主人公の春海は、交通事故で入院中に意気投合した看護士の麗子と退院後にルームシェアをするようになるが、麗子の奇妙な行動をきっかけに次々と不可解な事件を目の当たりにし、やがて事態は殺人事件にまで発展していく。
高良は、交通事故を起こした張本人でありながら、春海の心配をする誠実な好青年・謙介を熱演。脚本を最初に読んだときのことを、「自分の理解力がないのかなと思ってしまったというか、自分がだまされていました(苦笑)」と述懐。さらに、「面白いのは、読み進めていくとだんだん騙されていくんです。次は一体どうなるんだ? と、何回読んでも新しい発見があるんです」と脚本を兼ねた古澤監督の手腕に最敬礼だ。
東京・東大泉の東映撮影所での撮影に臨んだ高良は、北川と深田という実力派女優に対しても真摯な眼差(まなざ)しを注ぐ。北川とのシーンを振り返り、「堂々としていますし、プロですね。現場の流れを完全に把握しているし、自分が何を求められているのかも分かっている。これまで映画やドラマで幾つもの修羅場をくぐり抜けてきたからなんでしょうね」と撮影が充実している様子をうかがわせる。
古澤監督は、高良について「女性2人のバトルの中に独特の空気感で、いい意味で北川さん、深田さんとは違い、現実と地続きでカメラが回っていない時の雰囲気をそのままお芝居に持ち込んでくれました」と評する。そして、「フィクション度の高い作品の中にアンカー的存在で、嘘ごとではない本当らしさの部分を支えてくれ、非常に柔らかい感じが魅力的でした」とコメントを寄せた。
「ルームメイト」は、11月9日から全国で公開。