前田敦子、台湾に初上陸!ファン1000人が歓迎する熱烈フィーバー
2013年5月20日 04:00

[映画.com ニュース] 女優の前田敦子が5月18日(現地時間)、主演映画「クロユリ団地」を引っさげて台湾に初上陸を果たした。台湾で5月31日から劇場公開されることを受け、日本での封切りと同日に行われるプレミア上映会に参加するため、ダブル主演の成宮寛貴、中田秀夫監督とともに現地入り。約1000人のファンが駆けつけた台北松山空港では、「あっちゃーん!」の大合唱が続くなか姿を現し、出口付近でもみくちゃにされる熱烈歓迎ぶりで、想像以上の“熱気”を自らの肌で体感した3人は終始笑顔を絶やすことはなかった。
全国162スクリーンで公開初日を迎えたこの日、3人は東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶終了後すぐに羽田空港へ移動し、台湾に向けて出発。空港、会見場となった「in89 Digital Cinema」、舞台挨拶会場の「Showtime Cinema」と、前田が移動する至るところに訪台を心待ちにしていたファンの姿があった。現地メディア約50人が見守るなか行われた会見では、「ダージャーハオ、ウォースー、あっちゃん、ウォーアイニーメン(皆さん、こんにちは、私はあっちゃんです。みんな、愛しているよ~)」と中国語で挨拶し、客席を埋め尽くした約500人の観客から喝さいが鳴り響いた。
このフィーバーぶりに、前田は「こんなにたくさんの方が笑顔で出迎えてくれて、今まで頑張ってきて良かったです。グループ時代に来ることができなかったので、こんなに早く会いに来られるとは思っていなかっただけに嬉しいです」とニッコリ。さらに「以前、1カ月お休みをもらえることになったとき、台湾に来て語学留学しようと思って準備していたこともあるんですよ」と秘話を明かし、場内のため息を誘った。
中田監督は「何となくですが、この後も何か続きがあるかなあ。皆さんが応援してくれれば、何かあるかもしれません」と続編製作を示唆。リップサービスかと思いきや、舞台挨拶を終えてからの囲み取材で「今朝、新宿へ向かう電車の中で『それぞれの結末はあるけれど、決して閉じた終わり方じゃない』と思い、その続きを想像するのが楽しかった。ミノルくんが成長しているかもしれませんし」と今作への並々ならぬ意欲を、穏やかな口調で説明した。
舞台挨拶を見るため、前日から徹夜で行列ができていたことを聞いた成宮は「台湾に住みながら、僕らが出演した今までの作品を見てくれていたんですね。日本に対する関心が伝わってきて、すごく嬉しかった」と謝意。空港では、殺到するファンから前田を守ろうとしたため「洋服が少し破れちゃったんですよ(笑)。でも、いやな気持ちは全くしなかったし、楽しかった」と語った。
女優として初めて海外進出を果たす前田は、「世界の中田監督に、本当に感謝しています。こんなに早く自分の目指していた形で、別の国の皆さんに私を見ていただけるとは思わなかった。海外にも応援してくださる人がいるっていうことは、私にとって糧になりました」と喜びをかみ締めた。
台湾での公開館数は現時点で26館と、過去に公開された日本の作品と比べても異例の多さ。19日には前田、成宮、中田監督を見送ろうと、早朝から空港にファン300人が集ったほか、パパラッチの姿も見受けられた。わずか16時間の滞在ながら、台湾のファンがどの国のファンよりも早く女優・前田敦子の心意気に触れ、“目撃者”となったことは間違いない。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント