米ディズニー、メキシコの祝日の商標化を試みるも断念
2013年5月12日 07:30

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーが、メキシコの祝日である「死者の日」の商標化を断念したとロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
ディズニー傘下のピクサーでは、現在「死者の日」にインスパイアされた映画企画が進行中で、仮タイトルは「死者の日」を意味するスペイン語の「Dia de los Muertos」となっていた。映画の公開に備え、ディズニーは米国特許商標庁に「Dia de los Muertos」の商標を申請。玩具やシリアル、ジュエリーといった関連商品の発売に備えた措置だが、メキシコをはじめとするラテンアメリカで伝統的な祝日の名称を独占しようという動きに、インターネットで反対運動が勃発。change.orgでは署名運動が巻き起こり、1万9500人の署名が集まった。
運動を指揮したグレース・セスマ氏は、「われわれのスピリチュアルな伝統はみんなものであり、ウォルト・ディズニー社のような企業が商標化して、搾取するものではない」と説明している。こうした反対運動を受け、ディズニーは商標獲得を断念。タイトル変更を余儀なくされたという。
ディズニーが商標化をめぐって批判を浴びたのは今回が初めてではない。2011年、オサマ・ビン・ラディン殺害が行われた1週間以内に、作戦を実行したアメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズの「Sealチーム6」の商標化を試みた。しかし、ネイビーシーズル側が商標を申請したため、辞退した経緯がある。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画