スコセッシ監督「ギャング・オブ・ニューヨーク」をテレビシリーズ化
2013年4月2日 11:10
[映画.com ニュース] ミラマックスとマーティン・スコセッシ監督が、2002年の映画「ギャング・オブ・ニューヨーク」のドラマ化を企画していることがわかった。
スコセッシ監督の代表作の1つである同作は、ダニエル・デイ=ルイス、レオナルド・ディカプリオ、キャメロン・ディアスが出演。移民たちによるギャング団が激しい縄張り争いを繰り広げた、19世紀中期から後期にかけてのニューヨークを舞台に、目の前で父を殺された少年アムステルダム(ディカプリオ)が15年後、父を殺したギャング団のボス、ビル(デイ=ルイス)へ復讐を果たそうとするさまを描いた。
米Deadlineによれば、ドラマ版はニューヨークだけでなく、シカゴやニューオーリンズのギャングたちの抗争に焦点をあてるようだ。スコセッシ監督は「この時代は、アメリカの歴史や文化的遺産を象徴するキャラクターや物語が充実していて、2時間の映画ですべてを掘りさげることはできなかった」と語り、「テレビシリーズ化することで、この興味深い時代、そして現代社会にも通じる当時のあらゆる含蓄を描くための時間とクリエイティブな自由を得ることができる」と制作意図を明かしている。
スコセッシ監督はこれまでにも、HBOで10年に放送スタートした人気ドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」の制作総指揮を務めており、メガホンをとったパイロット版でエミー賞を受賞している。なお、ドラマ版「ギャング・オブ・ニューヨーク」の放送局はまだ決定していない。
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