ロサンゼルスでウェブ向け映像コンテンツ制作が増加
2013年4月2日 22:20
[映画.com ニュース]映画の都ロサンゼルスでインターネット向けの映像コンテンツ制作が急増していると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
2012年にロサンゼルスで行われた動画撮影は制作日数にして1633日で、前年比46%アップ。これは、ロサンゼルスで行われるテレビ撮影の10%に匹敵するという。現在、YouTubeやYahoo、AOL、Huluなどがそれぞれ独自コンテンツに投資を行うようになっていることから、インターネット向け動画作品の制作が急増。アメリカのストリーミング配信サービスは激しい顧客争いを繰り広げており、過去の映画やテレビのライブラリーに関しては独占が難しいため、それぞれオリジナルコンテンツの獲得に動いているという背景がある。
トップを走るネットフリックスはケビン・スペイシー主演、デビッド・フィンチャー製作総指揮の「ハウス・オブ・カーズ」やイーライ・ロス製作総指揮の「ヘムロック・グローブ(原題)」などを獲得。後発の米アマゾンは2010年に立ち上げた映画製作会社アマゾン・スタジオを通じて、オリジナルドラマのパイロット版制作を行っている。このままストリーミング配信サービスの競争が激化すれば、オリジナル動画への需要はますます増えることになりそうだ。
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