第5回沖縄国際映画祭閉幕、過去最多42万2000人を動員
2013年3月30日 21:02

[映画.com ニュース] 第5回沖縄国際映画祭が3月30日、宜野湾・沖縄コンベンションセンターで行われたクロージングセレモニーで各賞を発表した。ジャッキー・チェン監督作「ライジングドラゴン」が、Laugh部門海人賞グランプリ、台湾映画「デビーの幸せな毎日」がPeace部門海人賞グランプリを受賞した。また、審査員特別賞に相当するゴールデンシーサー賞にインド映画「バルフィ!」が輝いたほか、審査員の総意としてオーストラリア映画「メンタル」が特別賞を戴冠した。8日間の累計観客動員は、過去最多となる42万2000人を記録した。
昨年の第4回沖縄国際映画祭は、好天にも恵まれ約41万人と過去最多動員を記録した。今回の第5回は、初めて無料上映(桜坂映画大学を除く)に踏み切ったことも奏功し、舞台挨拶のない上映でも客席が全て埋まるなど、純粋に映画を楽しむファンが多く訪れた。23日に行われたオープニングのレッドカーペットには、5万3000人(前年対比5000人増)のファンが駆けつけた。
コンペティション部門で審査委員長を務めたジョエル・シュマッカーは、「70年前に沖縄の人、日本人、アメリカ人がともに笑うことは不可能だと思いました。それが今回、たくさん笑いがあったし、平和もあった。皆さんにも、たくさん笑って平和になってもらって、愛を感じていただきたいと思う」と客席へメッセージ。「ライジングドラゴン」のジャッキーからは、「ワオ! 本当に素晴らしい知らせです。私の誕生日前に、うれしいプレゼントになりました。皆さんのことを愛しています」とメッセージが届き、代読された。
大崎洋実行委員長は、昨年のクロージングセレモニーに出席した、当時経済産業大臣だった枝野幸男衆議院議員について言及。「大臣が『素晴らしい映画祭です。でも国はお金がないから頑張って』とおっしゃいました。おまえ、何しに来たんや!」と“ドロップ”のポーズをちゃめっ気たっぷりに披露し、場内は拍手喝さい。さらに、「よし、絶対におまえらから金をもらわへんからな! と決めたんです。5回目を迎えて、映画祭には子どもたちがいっぱい来てくれました。6回、10回と続けていって、この子たちが働くようになったときに、一緒に沖縄をエンタメの島にしたるねん!」と強い意気込みを語った。
第6回沖縄国際映画祭は、2014年3月23~30日に開催が決定した。
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