米老舗業界紙バラエティの印刷版が廃刊
2013年3月21日 19:54
[映画.com ニュース] アメリカの老舗エンタテインメント業界紙である日刊バラエティが、2013年3月19日号をもって印刷版の発行を終了したと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
バラエティは1905年に週刊紙として創刊され、33年に日刊版がスタート。その後、約80年間にわたりエンタテインメントの業界人にとって重要な情報源となり続けていた。
近年は、インターネットの発達から発行部数が落ち込み、権利元のリード・ビジネス・インフォメーション社は、昨年10月に新興メディア企業PMCに売却。PMCは、オンラインの業界紙でバラエティのライバルであるDeadline.comを所有していることで知られている。
同社は、週刊版とオンライン版のバラエティは継続させるものの、日刊版の打ち切りを決定。今後は、オンライン版バラエティの強化に力をいれることになると見られている。日刊バラエティは、長年にわたりハリウッドの業界人のための新聞として親しまれただけに、廃刊を惜しむ声が少なくない。