史上最年少でオスカー主演女優賞にノミネート「ハッシュパピー」子役の来日決定!
2013年3月18日 08:00
[映画.com ニュース] 第85回アカデミー賞で、作品賞含む主要4部門にノミネートされた「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(ベン・ザイトリン監督)主演の子役クワベンジャネ・ウォレスが、本作プロモーションのため3月24~31日に来日することが決定、併せて予告編が公開された。
これまで演技経験がなかったにもかかわらず、4000人参加のオーディションで選ばれた撮影時は6歳、そして9歳で史上最年少のオスカー主演女優賞ノミネートという快挙を果たしたクワベンジャネちゃん。現在小学生ということもあり、今後しばらくは学業に専念することが噂されているが、“来日中も毎日勉強(ホームワーク)の時間をつくる”という母親との約束で今回の来日が決定した。教師として働く母親は「せっかくの機会なので、たくさん日本の文化に触れ、感じてほしい」と、異文化経験を通して娘の成長を望んでいるようだ。
クワベンジャネちゃんからは「ママから『春休みに日本にいくのよ』って聞いて、長い間飛行機に乗るのはちょっと恐いけど今からとっても楽しみ! 日本がどんなところがわからないけど、毎日iPhoneでチェックしているの。たくさん高いビルがあって、人がいっぱいいたのを見たわ」と、日本訪問を心待ちにするコメントが寄せられた。
第28回サンダンス映画祭グランプリと最優秀撮影賞受賞、第65回カンヌ映画祭カメラドールほか3部門などを受賞した本作は、世界の果て“バスタブ島”に父親と暮らす6歳の少女、ハッシュパピーが主人公。ある夜、嵐は少女の前から大事なものをすべてさらっていった。嵐が去った後、少女は世界を守るため、勇気と生きる術を身につけていく。クワベンジャネちゃんらキャスト陣が住む、ルイジアナ州ニューオーリンズで撮影された。
予告編では、嵐の後、水に沈みゆくバスタブ島での生活や、父とのかかわりを映し出す。強いまなざし、固く結ばれた口元から、苦難を乗り越え力強く生きることを決意したハッシュパピーの並々ならぬエネルギーが伝わってくる。
「ハッシュパピー バスタブ島の少女」は4月20日全国公開。