水崎綾女が花魁風の着物姿で観客を見送り!
2013年2月10日 23:00
[映画.com ニュース] 映画「ユダ」のヒットを記念し2月10日、“水崎綾女祭り”と銘打って主演の水崎綾女が東京・新宿ミラノで舞台挨拶を行ない、自ら劇場のロビーに立って観賞後の観客と握手をして見送るというスペシャルイベントが開催された。
立花胡桃の実体験に基づいたベストセラー小説の映画化。男の裏切りに遭い、失望のさなかでキャバクラの世界に自らの居場所を見つけた女子高生が、裏切りを重ねてのし上がっていくさまを描く。着物姿で登場の水崎は「背筋がピンと伸びますが、振り袖ではなく花魁やキャバクラ嬢っぽい感じなので、どう歩いていいか困っています」と笑う。
主演の決定に際しては、1か月で体重10キロ減量が条件として出されたが「標準体重から落とすのはすごく大変で、ボクサーのような食べない減量で毎日4時間も半身浴をしていました。みなさんにはお勧めしません」と苦労を明かす。「現場にいつも差し入れがあるので、葛藤していました(笑)。『私にやせろって言ってるくせに、何でいつも差し入れがあるの?』という思いでした。睡眠時間もなくて大変でしたが、クランクアップしたら思い切り泣こうと走り切りました」と振り返った。
女性スタッフの多い現場だったそうで、「女子高ってこういうノリなのかな? と思いました。男性よりも大胆で、でも女性ならではの繊細さがあったと思います」と述懐。過去に特撮作品で悪役を演じたことを引き合いに出し、「単純に悪を演じればいいのではなく、自分では悪と思っていないけれど、周りに悪と思われている存在を演じるのは難しかったです」と語った。
女性ならではの目線で描かれていることもあってか、客層は予想以上に女性が多く「共感した」「勇気をもらった」という声が多く届いているという。そんな女性たちに向けてメッセージを求められると、水崎は「私自身、そんなに強くないです。でも人に愛されるには、まず自分を愛さないといけないのかな? と感じます。強さとは優しさ。人に優しく、自分にも優しくいられたらと感じています」と語りかけた。
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