P・T・アンダーソン監督とホアキン・フェニックスが再タッグ
2013年1月28日 10:54
[映画.com ニュース] アカデミー賞3部門にノミネートされている「ザ・マスター」のポール・トーマス・アンダーソン監督と主演のホアキン・フェニックスが、作家トマス・ピンチョンの探偵小説「LAヴァイス(原題:Inherent Vice)」を映画化する新作で、再びタッグを組むことになりそうだ。
原作は、1969年の米ロサンゼルスを舞台に、マリファナ狂の私立探偵が誘拐事件を捜査する過程を描いたもので、パラノイアと脱線だらけのピンチョンらしい作品として知られている。
ハリウッド・レポーター誌によれば、アンダーソン監督が数年前から映画化する企画を温めており、自ら脚色を手がけた。以前、主演候補に挙がっていたロバート・ダウニー・Jr.が降板し、現在はフェニックスが交渉中だという。
「ザ・マスター」はフェニックスが第85回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされているほか、フィリップ・シーモア・ホフマンが助演男優賞、エイミー・アダムスが助演女優賞の候補に入っている。日本公開は3月22日。