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究極のSFディストピア!問題作「カレ・ブラン」が今春公開

2013年1月20日 21:10

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「カレ・ブラン」の一場面
「カレ・ブラン」の一場面

[映画.com ニュース] 2012年フランス映画批評家協会賞を受賞した、新鋭ジャン=バティスト・レオネッティ監督の問題作「Carre blanc」の邦題が「カレ・ブラン」になり、今春に公開されることが決定した。

フランス語で「白い四角形」を意味する「カレ・ブラン」と名付けられた今作は、レオネッティ監督が脚本と製作も兼ねたSF映画。淡々とした映像で、権威主義によって“生物学的弱者”が生きる場所を奪われていくディストピアを描く。ジョージ・ルーカス監督のデビュー作「THX1138」(1971)、スタンリー・キューブリック監督の傑作「時計じかけのオレンジ」(71)など往年の名作のように、全体主義や不条理にスポットをあてる。

舞台は、思考や感情が統制された近未来。完全な管理のもと、人類は“社畜”と“家畜”に分類。“社畜”が“家畜”に弱者判別テストを施し、不合格者は人肉として“社畜”の食卓に提供される不条理が繰り返されていた。幼いころから思想教育を受けてきたフィリップとマリー夫婦は、“社畜”として不自由ない生活を送っていたが、やがてふたりの間に亀裂が生じるようになる。

第22回ストックホルム国際映画祭(スウェーデン)で最優秀作品賞にノミネートされたほか、第44回シッチェス・カタロニア国際映画祭(スペイン)、第36回トロント国際映画祭(カナダ)、第30回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(ベルギー)などに正式出品。薬物や暴力シーンなど過激な描写がないにもかかわらず、フランスでは「精神的な暴力の提示」を理由に数館のみの公開にとどまり、問題作として注目を集めている。

カレ・ブラン」は、今春に東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開。

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