「パラノーマン」主人公の表情は150万通り 精緻なクリエイティブに注目
2013年1月5日 19:00

[映画.com ニュース] 「コララインとボタンの魔女」を手掛けたハリウッド最高峰のアニメスタジオ、ライカ・エンターテインメントによる最新ストップモーション・アニメーション「パラノーマン ブライス・ホローの謎」。キャラクターの動きからシーン効果にいたるまで、全てをストップモーションのみで表現した精緻なクリエイティブに注目の一作だ。
構想10年、制作期間3年を費やして完成させた本作は、死者と話せる少年(パラノーマン)が、300年前に封印された町(ブライス・ホロー)の秘密を解き明かす。
被写体となるモデルの人形を手づくりセットに置き、根気よく1コマずつカメラで撮影するストップモーションアニメの伝統的な技法に加え、同社では人形により深みのある表情をさせるため、笑顔、渋面、泣き顔、絶叫など絶妙な表情の顔面パーツを1コマずつ置き換え、柔らかな感情のニュアンスを伝える「置き換えアニメ」の手法を「コララインとボタンの魔女」から採用している。
また、今作では、最新機器3Dカラー・プリンターを用い、精密な色彩をモデルにペイントし、人物の肌ツヤや“酒焼け”など微妙な色の差を表現。食べ物の美味しそうな質感など、人物以外にも随所でその技術を進化させた。
クリエイターたちは感情ごとに変化するキャラクターの表情をコマ撮りするため、膨大な数の顔面を作り、主人公ノーマンの表情は全部で150万通り製作された。この数は「コララインとボタンの魔女」で作られた主人公コララインの表情20万通りを大きく更新し、ストップモーションアニメの先駆作「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の10万倍となる。顔面は全部で3万1000個(うち、ノーマンは8800個)を製作、最も使用された1シーンの顔面数は545個にも上る。 更に進化した“顔”のアニメーションをぜひ劇場で確認してほしい。
「パラノーマン ブライス・ホローの謎」は、2013年3月29日から公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】ドキドキ!パニック映画祭! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12