気鋭のスタッフ&スタジオが手がける中編アニメ「ハル」2013年6月公開
2012年12月30日 22:20

[映画.com ニュース] 漫画家の咲坂伊緒氏がキャラクター原案を手がけたオリジナル中編アニメーション「ハル」が2013年6月8日に劇場公開されることが決まり、キービジュアルも公開された。
「別冊マーガレット」(集英社)連載の少女マンガ「ストロボ・エッジ」や「アオハライド」で人気の咲坂氏が描いた、ハルとくるみというキャラクターを主人公に、近未来の京都でロボットと人が心を通わせる奇跡をつづったラブストーリー。最愛の人、ハルとケンカをした少女くるみは、仲直りをする前にハルが突然の飛行機事故で他界してしまう。生きる力を失ったくるみのため、ヒト型ロボットの「Q01(キューゼロイチ)」がハルそっくりの「ロボハル」としてくるみと暮らすことになり、両者は少しずつ打ち解けていくが……。
テレビドラマ「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「Q10(キュート)」などを手がけた木皿泉が脚本を担当。2010年・文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した「四畳半神話大系」をはじめ、「フラクタル」「ギルティ クラウン」といった話題のテレビアニメで絵コンテ、作画監督、演出などを務めてきた牧原亮太郎が初監督に挑戦する。
制作スタジオは、12年6月にProduction I.Gから独立したばかりの「WIT STUDIO」。13年春からテレビ放送が開始されるアニメ版「進撃の巨人」の制作を担当することでも注目を集めるスタジオで、同社にはとっては今作が初の劇場アニメーション作品となる。
公開されたキービジュアルは、写真に刺しゅうを施すという表現手法で注目を集める気鋭のアーティスト・清川あさみが担当。主人公のハルとくるみを、物語のキーアイテムとなるルービックキューブなどが色鮮やかに彩る、独特のビジュアルに仕上がっている。
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