山寺宏一、久々の「かいけつゾロリ」への特別な思い吐露
2012年12月9日 19:15

[映画.com ニュース] 小学生から圧倒的な支持を集める児童図書の劇場版アニメ「映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん」の完成披露試写会が12月9日、都内で行われ、原作者の原ゆたか氏、声優の山寺宏一、愛河里花子、くまいもとこ、映画を応援するマスコットガールズ「すたーふらわー」を結成した子役の谷花音ちゃんと小林星蘭ちゃんが舞台挨拶に登壇した。
25年にわたり愛され続け、累計発行部数3200万部超を誇る人気図書を原作とするアニメが、テレビシリーズを経て復活。ゾロリと仲間たちが謎の伝染病の特効薬を探すため、伝説のガパール山へ赴き大冒険を繰り広げる。
ゾロリとともに登場した山寺は、着ぐるみの動きに合わせながらゾロリを生で熱演し、映画を見終わったばかりの子どもたちから喝采を浴びた。これまで数えきれないほどの人気キャラクターを演じてきたが、「いろんな人に『ゾロリが好き』『またやらないの?』と言われた。僕は宮城出身ですが震災以降、向こうに行って子どもたちに『山ちゃんのやった声で誰が一番好き?』と聞くと『ゾロリ!』と言われることもあった。久々に演じられて心からうれしいです。僕にとって特別なキャラクター」と強い思いを明かす。
原作者の原氏は「(原作に)いっぱい詰め込み過ぎたから大変だったでしょ? 裏で心配していました」と言いながらも、子どもたちの好反応にホッとした様子。まもなく新刊が発売されるが「この映画がヒットして、また映画になったら調子に乗ってまた書きます(笑)。(新刊は)『007 スカイフォール』を超えるスパイの話になっています」としっかりアピールしていた。本作では声優にも挑戦しており、山寺から「よかったですよ」とお墨付きをもらうと「他のアニメでもオファーがあれば」と意欲を見せ、愛河らから「調子に乗るな!」と突っ込まれていた。
花音ちゃんと星蘭ちゃんは“ゾロリスタイル”で登場し、主題歌に合わせてこの日のために練習を積んできたダンスを披露。ダンスの難しいポイントを聞かれた花音ちゃんは、「(曲の)尺が早いので……」と大人顔負けに業界用語を口にすると、客席は笑いに包まれた。
また2人は、あこがれの山寺と対面し声の実演をおねだり。本作とは関係ない「アンパンマン」のカバ夫くんの声のリクエストに、山寺は苦笑しながらも、サービス精神を発揮し、カバ夫くんだけでなく他のキャラクターや携帯電話のバイブ音から、犬、ニワトリの鳴き声まで披露して2人を喜ばせた。原氏も、すかさず「(『エヴァンゲリヲン』の)加持さんをやってほしい!」とリクエストも、山寺は「いま(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が)公開中ですからダメです(笑)」とやんわり断り、場内を盛り上げた。
「映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん」は12月22日から公開。
(C)2012 原ゆたか/ポプラ社・映画かいけつゾロリ製作委員会
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