全長82メートルのガンキャノン!? 「パシフィック・リム」巨大ロボットの極秘情報か
2012年11月29日 08:00
[映画.com ニュース] PPDC(Pan Pacific Defense Corps)日本支部の機密書類を、映画.comが極秘で入手した。この書類は、“イェーガー(Jaeger)”と呼ばれる人間型ロボットの設計図。PPDCが極秘裏に進める、環太平洋諸国をまたにかけた国際プロジェクトの一部と推測される。
“イェーガー”は、日本のほかアメリカ、ロシア、中国、オーストラリアが、各国の科学技術を結集し製造する超最新鋭の兵器だが、その目的は現時点では不明だ。入手したのは、日本で製造された“コヨーテ・タンゴ(COYOTE TANGO)”という名称のイェーガーの設計図。スペック表示には、体長269フィート(約82メートル)、体重7450トンと記載されていることが確認できる。
ビジュアルの特徴としては、両肩に巨大なキャノン砲を思わせる形状の武器を背負っている。これは、国民的アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する地球連邦軍のモビルスーツ「ガンキャノン」を彷彿(ほうふつ)とさせる。さらに、全長が82メートルという点も見逃せない。ガンダムの全長が18メートル、ウルトラマンが40メートルであるだけに、コヨーテ・タンゴの巨大さが際立つ。
極秘入手した設計図によれば、機密情報に関する要請はwww.PanPacificDefense.comまで、と明記されていることから、アメリカ、ロシア、中国、オーストラリアで製造されているイェーガーの情報が今後、PPDCが運営する公式サイトに掲載される可能性は高い。また、Twitterのハッシュタグは“#pacificrim”となっている。
しかし、この設計図は今年のコミコンで大きな話題を呼んだ、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作「パシフィック・リム」に登場する巨大ロボットの極秘情報が流出したという説もある。メガホンをとったデル・トロ監督は日本のアニメや特撮文化に精通しているおり、細部にまでこだわった設計図との整合性がとれる。とはいえ謎は深まるばかりで、PPDCの今後いかなる発表をするのかに注目が集まる。
13年夏に日本で公開される同作は、チャーリー・ハンナム、イドリス・エルバ、菊地凛子らが出演。太平洋の深海から突如出現し次々と大都市を破壊する巨大怪獣と、巨大ロボットを操縦する人間たちの壮絶な戦いを描くもので、総製作費約2億ドルのSF超大作だ。
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