川島海荷、初の自然ドキュメンタリーで佐渡の天然杉をレポート
2012年11月29日 06:00

[映画.com ニュース] 女優の川島海荷が、ネイチャードキュメンタリー番組に初挑戦することがわかった。2013年1月19日午後2時から放送のTBS系特別番組「生命のチカラ 日本の天然杉~佐渡・忘れられた森の物語~」に出演し、新潟・佐渡の天然杉をレポートする。女優として映画やドラマに出演し、ガールズユニット「9nine」でアイドルとしても活動する川島だが、自然ドキュメンタリーは初体験で「プレッシャーもありましたが、佐渡の魅力をわたし自身の言葉で一生懸命伝えられるように頑張りたいと思いました」と話している。
番組制作のきっかけは、08年の洞爺湖サミットで紹介された、写真家の天野尚さんが撮影した佐渡の「金剛杉」の写真。1本1本が異なる形で森を形成する佐渡の天然杉は、寿命500年以上ともいわれているが、佐渡の住人にもその存在はあまり知られてない。厳冬期には雪が4~6メートル積もるなど、厳しい自然環境の中で生き抜いてきた佐渡の天然杉の姿を通し、変容し続ける地球環境を考えていく。
番組の南加乃子プロデューサーは、「これからを生きる若い世代の皆さんにぜひ身近に感じてほしいという気持ちから、18歳という若さと、きちんと物事を自分なりに考えてくださる姿勢をお持ちの川島海荷さんに出演をお願いした」と起用理由を説明。これを受けた川島は、今年7月と10月に佐渡を訪れてロケを敢行し、季節ごとに表情を変える神秘の森で素の自分と向き合いながら、森を愛する人々との出会いや、杉にまつわる伝説を見つけ出していった。
川島は、「神秘的で不思議な空間でした。とても心が安らいだし、空気も気持ちよかった」と振り返る。「いま思えば天然杉から何かオーラが出ていた気がします。すごく静かで自然の音が聞けました。しかも杉の形がとても不思議で、見たことないものだったので、驚きました。自然の中で生き抜く杉たちの歴史を知って、見てくださる方に何かを感じとってもらえたらうれしいなと思います」と感銘を受けた様子だ。
番組内では、新潟大学農学部生産環境科学科の紙谷智彦教授から依頼され、まだ名前のついていない杉に川島が考えた名前をつける場面も紹介される。
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