長谷川博己、映画「鈴木先生」は「すべてが集大成」 新春には特番も
2012年11月26日 20:30

[映画.com ニュース] 長谷川博己主演の人気ドラマを映画化した「映画 鈴木先生」の完成披露試写会が11月26日、都内の劇場で行われ、長谷川ほか、共演の臼田あさ美、土屋太鳳、富田靖子、風間俊介、原作の武富健治氏、河合勇人監督が舞台挨拶に立った。
2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した人気コミックを原作に、独自の教育理論でさまざまな問題に立ち向かう国語教師・鈴木先生の奮闘を描いた人気ドラマの劇場版。緋桜山中学校の2年A組を受け持つ鈴木先生(長谷川)は、理想のクラスを作る上で必要なスペシャルファクターとして女子生徒・小川蘇美(土屋)を重視していた。そんなある日、OBの勝野ユウジ(風間)が蘇美を人質に学校に立てこもるという事件が発生する。
黒縁メガネとループタイという”鈴木先生”ルックで登場した長谷川は、「この日を待ちわびていた。(映画化は)数字的にとか色々事情があって撮影中は無理だろうという雰囲気があったけど(笑)、こうして皆さまの前に立てるということは本当に幸せ」と挨拶。さらに、「映画化をもとに進められた企画だと聞いた。10話までのすべてが集大成として映画になっていると思う」と自信をのぞかせた。
鈴木先生の妻役を演じる臼田は、「妊婦なのでドラマのようなどぎつい感じじゃないのかなと思っていたら、相変わらず暴走しているのでパワーアップしているなと思った」と劇場版でも大活躍。生徒代表の土屋は「リアルに成長期なので、みんなものすごく成長していて驚いた。見かけだけじゃなくそれぞれの演技も成長していたので、負けたくないとお互いに切磋琢磨できたんじゃないかと思う」と手応えを感じていた。
重要な役どころを演じる風間は、「ドラマのファンだったので、仕事というよりか『撮影現場に潜入できる権利を手に入れた!』みたいな感じだった。すでに素晴らしい作品をつくる空気ができていたので、それを汚すことなく、なじむというよりは異物として混入できたらと思って撮影に臨んでいた」と述懐。また、「僕にとって架空の恩師が2人いる。○八先生と鈴木先生」と代表作「3年B組金八先生」を引き合いに出し、笑いを誘っていた。
原作者の武富氏は、「1学期はTVドラマ用、2学期は劇場用を想定して描いていたので、結果的に本当に叶ってうれしい。うまく描けなかった部分までスクリーンに残してくださった。夢みたい」と仕上がりに大満足。ドラマ版から続投する河合監督は、「ドラマ以上のものを撮らなければいけないと思っていたけれど、延長線上の第11話くらいの位置づけで撮っている。意識して何かを変えたわけじゃないけれど、パワーアップしているのは間違いない」と自信をのぞかせ、「新春には特番として短編作品が撮り下ろされるので、そちらもお楽しみに」とサプライズな発表でファンを歓喜させた。
「映画 鈴木先生」は、2013年1月12日から全国で公開。
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