清川あさみ制作、刺しゅうが彩る「つやのよる」アートポスター完成
2012年11月22日 07:00

[映画.com ニュース] 行定勲監督の最新作「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」のポスタービジュアルが公開された。「美女採集」で話題のアーティスト清川あさみが本作のアートディレクターを務め、刺しゅうのデザインが施されたアートポスターを完成させた。
「美女採集」に代表される、女優の写真に糸やビーズ、布でコラージュを施した作品で注目を集めた清川が、得意の手法で映画のポスターに初挑戦した。約5カ月かけて制作されたポスターでは、箱の中へ標本のように収められたキャストたちが淡いピンク・白・ゴールドのモチーフで彩られた。刺しゅうの繊細な質感が、映画の登場人物たちが織り成す人間関係の機微を暗示する。
行定監督とキャストのコラボレーションはもちろん、映画のコンセプトが一番興味のある“大人の恋愛の物語”だったことにやりがいを感じたという清川。デザインについて、「箱を用いた撮影方法で、迷いや孤独感を持ちながらも、強く生きていく前向きな姿を表現してみました」と説明。写真撮影は、「皆さんが素晴らしい演技力の持ち主だったので、とてもやりやすかった」と振り返った。
本作のメガホンをとった行定監督は、このポスターを「愛憎が入り混じった、男と女のあいまいな関係を清川あさみは俯瞰(ふかん)して捉えた。美しいけどダークな感じが、まさに『つやのよる』を表現していて面白い」と評する。そして、「まるでチョコレートの箱に閉じ込められたような主人公たち。のぞかれている、心あらわな表情の彼らは、きっとビターな味にちがいない」となぞらえた。
直木賞受賞作家・井上荒野氏の同名小説を映画化する本作は、22人の男女が織りなす恋愛群像劇。行定監督とは初タッグの阿部寛が、妻の艶(つや)ががんに侵された現実を受け止められずにいる主人公・松生に扮した。小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣が、夫や恋人がかつて関係をもった艶という女性の存在に困惑しながら、それぞれの“愛”の形を追い求める女性たちを演じる。
「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」は、2013年1月26日から全国で公開。
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