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ウッディ・アレンと豪華キャスト陣が語る「恋のロンドン狂騒曲」

2012年11月22日 19:00

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アンソニー・ホプキンス、ナオミ・ワッツほか 華キャストが“懲りない大人たち”に扮する
アンソニー・ホプキンス、ナオミ・ワッツほか 華キャストが“懲りない大人たち”に扮する
(C)2010 Mediapro, Versatil Cinema & Gravier Production, Inc

[映画.com ニュース] ウッディ・アレン監督とアントニオ・バンデラスナオミ・ワッツアンソニー・ホプキンスの豪華キャスト陣が、ロンドンを舞台にした“大人のラブコメ”「恋のロンドン狂騒曲」に登場するキャラクターについて語った。

ワッツ演じるサリーと、ジョシュ・ブローリン演じる売れない作家ロイという、結婚生活に疲れた夫婦を中心に、サリーの父アルフィ(ホプキンス)、その元妻ヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)ほか、いくつもの恋愛模様が描かれる。だがそこは赤裸々な人間模様を皮肉を含めて描くアレン作品、不倫や年の差婚など、ひと筋縄ではいかないシチュエーションが登場するのだ。

「男のエゴみたいなものが、彼を盲目にしているんだと思う」とホプキンスが語るアルフィは、老いを恐れてジムに通い、長年連れ添った妻と別れて若い派手な元娼婦と再婚を果たすキャラクター。アレン監督が「周りのみんなをそれぞれのカオスの中に放り込んでしまうんだよ」と語る通り、アルフィの行動は、混とんを極めていく物語の発端ともなっている。

離婚でショックを受けた心の拠りどころとして占い師のもとへ通うヘレナを、アレンは「他の誰よりもイカれている」と言う。だが、そんな母親を放置するサリーについては、「母親がまた睡眠薬を飲んでしまったり、四六時中錯乱状態にはなってほしくないから、この状況をぶち壊したくないんだ」と同情的だ。

そのサリーは、生活費の工面も兼ねて画廊に働きに出て、そこでバンデラス演じるイケメンオーナーのグレッグに出会う。ワッツは、グレッグとサリーの関係を「サリーが本当は夫のロイと一緒に手に入れたいと思っている(贈り物や旅行、オペラの観劇などの)表層的なものを、彼はすべて持っているの」と評する。そしてアレンは、「国際的なアートディーラーとして成功している人物らしく、ちゃんと見える俳優が必要だった。アントニオは僕が求めていたものをすべて持っていた。優雅さ、女性がひき込まれるような容貌、そして素晴らしい俳優であるということも」と、バンデラスを絶賛する。だが、サリーのグレッグへの思いが成就するかは疑わしい。グレッグは「物事がよく見えていなくて、自分の行動がサリーにどんな影響を与えるかなんて理解していないんだと思うよ」とバンデラスが語るような男だからだ。

「登場人物たちはみんな、人生の中に意味を見つけようと駆け回ったり、愛を見つけようとするが、互いにぶつかり合ったり、間違いを犯す。常にカオスだ」と、映画の冒頭にシェイクスピアの「マクベス」の一説を引用した理由をアレンは明かす。一見ありえなさそうな恋愛模様の数々に笑わされながらも、意外に身につまされる。今回も“アレン節”を楽しめそうだ。

恋のロンドン狂騒曲」は、12月1日より全国公開。

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