シニアの愛と友情を描いて韓国で社会現象に「拝啓、愛しています」予告公開
2012年11月21日 15:30

[映画.com ニュース] イ・ビョンホン初の時代劇「王になった男」で注目されるチュ・チャンミン監督の前作で、シニア世代の男女の友情と愛を描き韓国で大ヒットした「拝啓、愛しています」の予告編が、このほど公開された。
原作は、2007年に出版されたカン・プルのベストセラー・コミックス。牛乳配達で小遣い稼ぎをしながら引退生活を送っているマンソクは、配達中にすれ違う古紙回収の女性イップンの存在が気になり、毎朝の出会いを心待ちにしている。いつもイップンに親切にしている駐車場管理人のグンボンは、そんな二人の恋の行方を温かく見守る。認知症の妻を献身的に介護するグンボンは、イップンを介してマンソクとも親しくなり、まるで若者のように楽しい日々を送るが……。
08年に演劇化され12万人を動員、その後2011年に映画化され観客動員数160万人を突破、韓国で社会現象を起こした。主人公マンソクを演じるのは、TVドラマ「イ・サン」の英祖(ヨンジョ)役で知られる国民的俳優、イ・スンジェ。本作で、中国のアカデミー賞に相当する金鶏百花電影節・百花奨の外国語映画主演男優賞を受賞した。共演は、ユン・ソジョン、ソン・ジェホらベテランの演技派のほか、ソン・ジヒョ、オ・ダルスら若手スターたちも顔をそろえる。
予告編では、マンソクがイップンのことを意識し始めるようになったシーンからスタート。イップンにデートを申し込み、二人の仲は近づくが、イップンにはなかなか人に言えない事情を打ち明ける。またグンボン夫妻や子どもたち世代とのかかわりを通し、残された人生を大事な人と過ごすことの重要さを伝えている。
「拝啓、愛しています」は、12月22日シネスイッチ銀座、シネマート新宿ほか全国順次公開。
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