鈴木福くん、風邪にも負けず撮影　初主演映画「コドモ警察」がクランクイン！

［映画.com ニュース］　人気子役が勢ぞろいした深夜ドラマの劇場版「コドモ警察」が11月15日、都内でクランクインし、撮影現場が公開された。見た目は子どものベテラン中年刑事“デカ長”役で、映画初主演を果たす鈴木福くんをはじめ、本田望結ちゃん（マイコ役）、鏑木海智くん（ナベさん役）、青木勁都くん（イノさん役）、秋元黎くん（スマート役）、相澤侑我くん（エナメル役）、竜跳くん（ブル役）、新人刑事・国光信を演じる俳優の勝地涼らおなじみの面々が結集した現場には、ドラマ版のスタッフも顔をそろえ、撮影初日から早くも息ぴったり。福くんは風邪気味で、リハーサル中にせきこむ場面もあったが、本番ではキリっとしたデカ長ぶりを存分に発揮し「初めての主演映画なので、緊張しています。でもたくさんの人に見てほしいです！」と気合い十分だった。

2012年4～6月にTBS系で放送された「コドモ警察」は、悪の組織“レッドヴィーナス”によって子どもの姿にされてしまった神奈川県警・大黒署特殊捜査課の刑事たちが、事件捜査に乗り出すストーリーが大きな話題を集めた。映画ではレッドヴィーナスの犯行と思われる殺人事件が発生。ドラマに引き続き、映画「大洗にも星はふるなり」をはじめ、「33分探偵」「勇者ヨシヒコと魔王の城」など人気ドラマを手がけてきた福田雄一監督がメガホンをとる。

スタッフが「デカ長、入ります！」と呼びこむと、福くんはおなじみのスーツ姿で大人顔負けの堂々たる現場入り。それでも「実はスーツが新しく変わりました。内側に名前が入っているんです。それに指輪も新しくなりました」と文字通り“コドモ”らしく、はしゃいでいた。緊張とともに「今朝はちょっとやばいなあって思いました。理由は言えないけど……、実はセリフがまだちょっと（笑）」と不安も垣間見せたが、楽しみにしている撮影シーンを聞くと「ヘリコプターからダダダダってする（銃を撃つ）シーンです。まだわからないけど、もし本物に乗れたらいいな」と期待に胸をふくらませた。

そんな福くんをはじめ、共演する子どもたちと再会した勝地は「いやあ、みんな微妙に（笑）成長しているな。癒されますね」と良き兄貴分として、目尻が下がりっぱなしだ。映画にはデカ長の恋人・凛子役の吉瀬美智子、本庁のエリート刑事・間聖四朗を演じる「Sexy Zone」のマリウス葉らがドラマに引き続き出演。12月初旬にクランクアップの予定になっている。

「コドモ警察」は、2013年3月20日に全国で公開。