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イギー・ポップがMDMAでの恐怖、ボツにした自伝映画を語る

2012年11月15日 17:30

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65歳を迎えても精力的に活動するイギー・ポップ
65歳を迎えても精力的に活動するイギー・ポップ
写真:Rex Features/アフロ

[映画.com ニュース] 観客席へのダイブなど過激なパフォーマンスで知られるパンクロック歌手のイギー・ポップが、9月に仏パリでコンサートを行い、自らのドラッグ体験を仏芸能誌に語った。

ザ・ストゥージズとして活動していた60~70年代、ステージ上でドラッグを使用したり、体をナイフで傷つけるなどの過激な行動で世間を騒がせ、重度の薬物依存で入院を余儀なくされたイギー・ポップ。その後克服し、現在はソフトで合法的なものを使用しているという。

過去に経験したドラッグで最も強かったのは、スピードボールと呼ばれるヘロインとコカインの混合物で「腕を失いそうになった」。最も恐ろしかったのが、“ドラッグキャリア”の終わりに使用したというMDMAで「話すことも歩くこともできなかった。そしてセックスすることしか考えられなかった。ひどい経験で、二度とやらないと誓ったよ」と明かし、ドラッグ使用によって印税などの「クソみたいな契約を結ばされたのを後悔している」と語った。

また、イライジャ・ウッド主演で製作される予定だった自伝映画の企画を中止した件については、シナリオは良かったが宣伝活動に参加することを要求されたことが不満だったといい「自伝作品は死んでからか、もっと年をとってからの方がいいんじゃないか」と希望を述べている。

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