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現代美術家・会田誠、初の美術館展覧会を目前に控えるも作品は未完成

2012年11月11日 13:30

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会田誠(右)と渡辺正悟監督
会田誠(右)と渡辺正悟監督

 [映画.com ニュース] 「切腹女子高生」などの話題作で知られる現代美術家・会田誠の世界に迫ったドキュメンタリー「駄作の中にだけ俺がいる」が11月10日、渋谷ユーロスペースで公開初日を迎え、会田と渡辺正悟監督が舞台挨拶に立った。

きわどい社会風刺と性的描写からエログロ、変態、少女趣味という側面がフォーカスされがちだが、その強い作家性は国外でも高く評価されており、近年では国際的な美術展への参加や、英米での個展開催など活動の場を広げている会田。映画は2009年夏、北京のアトリエで制作中の様子や家族との生活に密着し、芸術家として生きる会田の素顔を映し出す。

映画では、スクール水着の少女たちが滝でたわむれる「滝の絵」、サラリーマンの死骸の山を描いた大作「灰色の山」を前に、なかなか筆の進まない姿が映し出されるが、会田は「『灰色の山』は悪夢だった。女の子の絵は大変でも喜びがあるけど、人生で一番無関心なサラリーマンを描いたから苦痛だった」と本音をポロリ。17日から自身初の美術館での個展「会田誠展:天才でごめんなさい」が森美術館で開催されるが、未完成の作品もあり、作業を中断して舞台挨拶に駆けつけた。「いやー、ぜんぜんできてないです。ひと筆でも多く入れますので、お許しください」と平謝りだった。

渡辺監督は、「いつかは高尚な現代美術家を撮りたいと思っていた。どうせやるんだったらなかなか撮れない人を撮りたかった」と製作のきっかけを明かし、「昨日はひと筆も描かなかったから、今日はさすがに描くんじゃないかと待ち構えても、のらりくらりとかわされてしまう。動物の生態を撮るよりも難しかった」と撮影を振り返る。そして、「僕より14歳年下にもかかわらず親父のような存在」と会田の人間性を語った。

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