ディズニーがルーカスフィルムを買収
2012年10月31日 12:34

[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニー社がルーカスフィルムを40億5000万ドル(約3200億円)で買収することに合意したと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
ルーカスフィルムといえば、ジョージ・ルーカスが設立した制作会社で、「スター・ウォーズ」シリーズや「インディ・ジョーンズ」シリーズなどを制作。VFX工房のインダストリアル・ライト&マジック社や音響工房のスカイウォーカー・サウンド、ゲーム会社のルーカス・アーツなどを傘下に持つ。一方、ウォルト・ディズニー社のロバート・アイガー最高経営責任者は大型買収による知的財産の獲得に積極的で、2006年にピクサー・アニメーション・スタジオを74億ドルで買収したのちに、2009年にはマーベル・エンタテイメントを40億ドルで買収。いずれも、大成功を収めている。
今回、ルーカスフィルムを傘下に入れることで、ディズニーは「スター・ウォーズ」関連の権利をまるごと取得。ジョージ・ルーカスは引退の意向を表明しており、今年6月には映画プロデューサーのキャスリーン・ケネディを共同社長に指名している。買収完了後はケネディがルーカスフィルムの社長となり、ウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホーン会長のもとで働くことになる。ルーカスがディズニーをルーカスフィルムの売却先に決めたのは、映画からテレビ、マーチャンダイジング、テーマパークまで幅広い領域で成功を収めている複合メディア企業であるうえに、ピクサーやマーベルなど、買収したクリエイティブ企業の独自性を尊重している点にあるようだ。
ルーカスは、「『スター・ウォーズ』は自分がこの世からいなくなっても続いていくことになりますから、生きている間に、きちんとバトンタッチをしておくことが重要でした」と説明。「キャスリーン・ケネディが率いるルーカスフィルムは安泰ですし、ディズニー組織のなかで、『スター・ウォーズ』はこれからさらに何世代ものあいだ繁栄していくものと確信しております」と述べている。
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