TIFF応援団・斎藤工がドキュメンタリー劇場鑑賞のすすめ
2012年10月23日 12:23

[映画.com ニュース] 第25回東京国際映画祭natural TIFF部門「南の島の大統領 沈みゆくモルディブ」が、10月22日上映され、TIFF応援団として同映画祭に参加している俳優の斎藤工がトークイベントを行った。
水没の危機にひんする祖国を守るため、世界を相手に地球温暖化防止を叫んだ、前モルディブ大統領モハメド・ナシード氏の活動に迫ったドキュメンタリー。
観客と一緒に本作を鑑賞した斎藤は「(映画の内容が)すべて正解だとは思いませんが、一つの角度から見たリアル。日本のニュースで流れる内容ではないので、情報のニュースソースがどこにあるのかは何より大事で、情報の識別を個人でしないといけない時代。映画は日本以外の国の真実を知る手段のひとつになる」と持論を述べる。
映画通として知られ、国内外の作品に精通する斎藤。今回、コンペティション部門に出品された松江哲明監督の「フラッシュバックメモリーズ 3D」を鑑賞し、「あの作品を見てから、フィクションを見ても入ってこない」と大きな感銘を受けたという。「僕ら役者は大げさに作品として目立とうとする、スケベ心があってそれが作品の未知の部分を邪魔したりする。ドキュメンタリーのむき出しのリアルな部分は、劇場で何の妨害もない状態で見るべき」と呼びかけた。
第25回東京国際映画祭は、10月28日まで開催。
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