ニック・カサベテス監督、インディペンデント製作の醍醐味語る
2012年10月21日 20:00

[映画.com ニュース] 第25回東京国際映画祭コンペティション作品「イエロー」が、10月21日上映され、ニック・カサベテス監督と主演のヘザー・ウォールクィストが観客との質疑応答に応じた後、会見した。
「女性の強さ」がテーマだという本作は、ロスで安定剤に頼りながら生活している女性が、田舎に住む家族と向き合い、過去のトラウマに向き合っていく。薬物依存や家庭問題などヘビーな題材を扱っているものの、ポップでおかしみのある実験的な映像が挿入され、ポジティブな印象を残す仕上がりとなっている。シエナ・ミラー、メラニー・グリフィスが共演、カサベテス監督の母、ジーナ・ローランズも出演する。
ウォールクィストとともに3年前に企画し、1年半前から共同で脚本を書きはじめた。これまでの作風とがらりと変わった本作を、「今回は普通の作品と違うので、こういう形で完成できたのは奇跡だと思っています」といい、「デビュー作を撮った当初は完璧でなくてはならないと思っていた。年を重ねるにつれて、ミスはしてもよいと思えるようになった。頭の中に浮かんだことを誰に何と言われようと伝えるべきなのです」とこれまでのキャリアでの心境の変化を語った。
資金が底をつき、撮影を中断したこともあったと明かしたが、それでも「映画を撮ることは自分にとって大きな喜びで、自分の人生のもっとも崇高な形だと思っています。スタジオ作品もこれまでたくさん撮ってきて、給料もよく、よい作品ができることは楽しいのですが、インディペンテントで製作するというのは、フィルムメーカーにとって一番楽しいことで、観客にとっても楽しいことだと思います」とインディペンデントで映画を製作することの醍醐味を語る。そして、「すばらしい女性のパフォーマンスを自分の書いた作品の中で見てもらえる、これ以上の人生はないと思います」とウォールクィストの演技を絶賛した。
そして、「若い方にお伝えしたいのは、本当に頑固に自分の信念を貫いてほしいということ。アイデアは作品として出来上がることが大事。頑固に追求してほしい」と、映画製作を目指す若者に向けてメッセージを送った。
第25回東京国際映画祭は、10月28日まで開催。
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