デビュー25年目の和久井映見、三谷幸喜の新作公演で初舞台
2012年10月20日 13:00
[映画.com ニュース] 女優の和久井映見が、三谷幸喜作・演出の舞台「ホロヴィッツとの対話」に出演することが決まった。ドラマや映画で活躍してきた和久井が、女優人生25年目にして初めて演劇に挑戦する。
和久井は、「最初から最後まで『カット』の声のかかることのない舞台の世界は初めてなので、今はただただ緊張しています。ですが、自分の目の前に新しい扉をいただけることは、とてもありがたく幸せです」とコメントを寄せる。三谷作品には何度も足を運んでいるようで、「この仕事の素敵さを改めて教えていただいた瞬間が何度もありました」というだけに、「三谷さんの世界の中で、私も自分の役割をきちんと果たすことができますよう、一歩一歩しっかりと歩まなければ」と抱負を語った。
作・演出を担当する三谷は、「既にベテランの域に達した女優さんですが、まだまだ可能性を秘めていると僕は踏んでいます。割とこういう勘は当たるんです」と自信たっぷり。「彼女自身も知らない、新たな扉を開けたい」と意気込んでみせた。
「ホロヴィッツとの対話」は、4人の画家の友情を描いた「コンフィダント・絆」(2007)、ナチス高官と映画人の狂乱の一夜を描いた「国民の映画」(2011)につづく“海外芸術家”シリーズ3作目。ピアニストとその調律師の会話を通して芸術を生み出す原動力に迫る。
このほど、その他のキャストと役どころも発表された。先日、出演が決定した渡辺謙が調律師フランツ・モアを演じ、その最愛の妻エリザベス役に和久井がキャスティングされた。モアが専属で担当している天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツに段田安則、その妻ワンダに高泉淳子が扮する。
舞台「ホロヴィッツとの対話」は、東京・PARCO劇場で2013年2月9日~3月10日、大阪・シアターBRAVA!で3月13~31日に上演。