谷原章介、初の連ドラ主演でホームレス役 断食で9キロ減量
2012年10月18日 15:28

[映画.com ニュース]俳優の谷原章介が10月18日、主演を務めるNHK BSプレミアム「償い」(全3回)の完成報告会見に、共演する芦名星とともに出席した。谷原が連続ドラマに主演するのは今回が初。エリート脳外科医からホームレスに転落する役どころで、「外部からの刺激をはね返し、ブラックホールのように飲み込んでしまう男」と説明。NHKドラマ「負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~」で白洲次郎を演じた直後から、役作りのため“断食ダイエット”に臨み「炭水化物は一切取らずに、野菜だけの生活。体に良くないのでおすすめしません(笑)。最終的には9キロほど減量し、急転直下の3カ月でした」と振り返った。
原作は60万部を超える矢口敦子氏の同名ベストセラー小説。エリート脳外科医として家庭を顧みず働いた結果、妻と子どもを亡くした男・日高英介(谷原)が、ホームレスとなって流れ着いた町で不可解な連続殺人事件に巻き込まれる。芦名は日高の自殺した妻・広恵と、日高がたどり着いた町に暮らす女性・夕子の一人二役に挑戦し「ふたりがまったく違う性格の人物なので、接点がない分、気持ちを切り替えて演じることができた」。谷原と演じた“冷めた結婚生活”シーンについて「谷原さんが本当に冷たくて……」とこぼし、笑いを誘った。
会見には演出を手がける源孝志氏が同席し「難易度が高い原作。第1話では日高の“業”を描き、その後はスピード感を増しサスペンスの濃度が高くなる構成。人間くささと冷酷さを兼ね備えたクリント・イーストウッド監督の『ミスティック・リバー』のような感覚を目指した」。主演の谷原に対しては「夏の暑いなか、蚊に刺されながら本番を待つ姿は主演俳優として美しいなと思ったし、現場の一体感も生まれた」と敬意を表し、芦名を「1年半ほど前にも一緒に仕事をしたが、その間でずいぶんいい女優になった」とベタボメしていた。
ドラマには谷原、芦名をはじめ、元恋人の日高を立ち直らせようとする精神科医・美和子を演じる木村多江、今井悠貴(子役)、甲本雅裕、中原丈雄らが出演する。NHK BSプレミアム「償い」は11月17日から放送される。
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