宮本輝の名作を映画化「草原の椅子」特報公開!
2012年10月12日 17:00
阪神・淡路大震災で被災した宮本氏が、震災から半年後に体験したシルクロード6700キロ、40日間に及ぶ苛酷な旅を経て、“人間力のある大人”を描こうと考えたことが本作執筆のきっかけとなった。映画では主演の佐藤浩市と、西村雅彦、吉瀬美智子を迎え、設定を東日本大震災以後の東京へと変更した。今年6月クランクインし、都内と岡山県笠岡市・白石島、飛島のほか、パキスタン・イスラム共和国フンザでのロケを敢行した。
カメラメーカーの営業局次長として働く遠間憲太郎(佐藤)と、取引先「カメラのトガシ」の社長・富樫重蔵(西村)の50歳を過ぎた中年男性ふたりの友情が軸となる。遠間の長女を介して出会った、母親に虐待されて育ったため心に傷を負った4歳の幼い少年・圭輔、遠間が密かに思いを寄せる骨董店オーナー・篠原貴志子(吉瀬)の4人が、偶然出合った写真に桃源郷を見出し、自分たちの未来のあるべき姿を探すため「世界最後の桃源郷」と呼ばれるフンザへと旅立つ。4人の思いと、人の生き方や品性を見る者に問いかける。
特報には日本映画初のフンザロケの模様を収録。険しい山道を経てたどりついた広大な砂漠と対比する緑の草原、日本では味わうことのできない壮大な風景をバックに、キャスト陣が熱演を繰り広げる。佐藤は「新しく生きていくための青春映画」と本作のテーマを語っている。
「草原の椅子」は、2013年2月23日に全国で公開。
(C)2013「草原の椅子」製作委員会
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