プレシディオ、乙女ゲームアプリを独自開発
2012年9月24日 16:00

[映画.com ニュース] 映画配給のプレシディオは、新規事業として乙女ゲームのiPhone用アプリを独自開発し、間もなく配信開始する。
乙女ゲームとは、女性の主人公が男性キャラクターとの恋愛を楽しむゲーム。作品タイトルは「葬除屋×LORD(ソウジヤクロスロード)」。アイドルグループ “モノクローム” の男性メンバー5人には、悪を葬り去る “葬除屋” という裏の顔があった…という物語設定。2人の女性主人公(アイドルルート、暗殺者ルート)を用意し、プレイヤーは物語の表側、裏側の両面を体験することができる。
同社は、ゲーム業界から雇用したプロデューサーを中心に戦略を立てた。まず、作品そのもののクオリティを追及すること。ボイスキャストには、第一線で活躍する声優陣(神谷浩史、小野大輔、櫻井孝宏ら)を起用、様々な仕掛けで乙女心をくすぐる。またシナリオは、ドラマCD「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の脚本家が担当し、乙女ゲームの枠を越えたドラマ性を持ち込んだ。さらに、原画にしほうあきら、主題歌に蛇足と、アニメや漫画、ゲームの熱心なファンに強く響く要素を重層的に取り入れた。
今回、特に重視したのがメディア展開。映画会社として同社が備えている様々な機能をフル活用し、メディア展開を図っていく。「葬除屋×LORD」ではゲームのほか、漫画化がすでに決定。アニメイトグループのリブレ出版社の漫画誌で読み切りという形でスタート(10月10日発売)、後に連載が始まる。ドラマCDやアニメ、舞台やパッケージ、さらには海外展開なども視野に入れている。
同社のセクションの中で、「葬除屋×LORD」を担当するのは企画部(加瀬岳史部長を含む4人)。企画部ではここ数年にわたり、従来からの外国映画の買付・配給とは異なる、新しい収益モデルの開拓を目指してきた。具体的には、ワーナー・マイカルと共同展開する「れっしゃだいこうしん」シリーズや、来春に公開を控えた「劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし」などの子ども向け映画をはじめ、「登る女」「僕がネコに嫌われる理由」などBS日テレの番組、ラジカセをテーマにしたDVD、「攻殻機動隊 S.A.C.SOLID STATE SOCIETY 3D」や「009 RE:CYBORG」(10月27日新宿バルト9ほか全国公開)のアニメに特化した宣伝などで、企画部の案件は多岐にわたる。会社の収益に大きく貢献する案件も出てきており、今回の乙女ゲームも確実に育てていく。
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