瑛太、海堂尊原作「極北ラプソディ」でNHKドラマ初主演
2012年9月16日 07:00
[映画.com ニュース] 俳優の瑛太が、海堂尊氏の人気小説をNHKがドラマ化する「極北ラプソディ」に主演することがわかった。瑛太にとって、同局でのドラマ出演は「篤姫」で小松帯刀を好演して以来で、主演作は初めてのこととなる。
地域医療の崩壊という問題に深く切り込む今作は、北海道にある破綻寸前の極北市民病院が舞台。医療の原点を目指すべく奮闘し成長していく青年医師の1年を、地元在住の女性との恋愛を絡めながら描く。瑛太が演じるのは、外科医5年目の今中良夫。財政破綻の噂のある病院に見切りをつけたスタッフが次々と退職していくなか、主治医としての義務感と恋人の美容師・並木梢(加藤あい)への思いで踏みとどまっているという役どころだ。
“再建請負人”として院長に就任した世良雅志(小林薫)は、入院病棟の閉鎖と大胆なリストラ、救急患者の受け入れ拒否、薬剤費の徹底した抑制など矢継ぎ早に方針を打ち出す。病院再建を願った市民の期待をことごとく覆すやり方に、今中は大きな反発を覚える。
今作は、9月16日にクランクイン。札幌、小樽、倶知安、手稲、ニセコなど北海道各地でロケを行い、1月中旬に撮了予定だ。瑛太が、大自然のなかで思い悩み葛藤を抱きながら、医師として、ひとりの男として小松という役をどのように成長させていくのかに大きな注目が集まる。
「極北ラプソディ」(全2回)は、NHK総合で2013年3月放送予定。