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寺脇研企画・坂口安吾原作「戦争と一人の女」に永瀬、村上淳ら参戦

2012年9月11日 07:00

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「戦争と一人の女」の一場面
「戦争と一人の女」の一場面

[映画.com ニュース] 元文部科学省官僚で映画評論家の寺脇研氏が企画プロデュースを手がける「戦争と一人の女」に、江口のりこ永瀬正敏村上淳柄本明ら豪華キャストが名を連ねていることがわかった。原作は、坂口安吾の「戦争と一人の女」「続戦争と一人の女」。8月に大分・湯布院で行われた、第37回湯布院映画祭のクロージング作品としてお披露目された。

「見たい映画がないのなら、自分たちで作ってしまおう」という趣旨のもと、寺脇氏が自己資金も投入して始動させた企画。参加するスタッフは、脚本が荒井晴彦中野太、撮影が鍋島淳裕、美術が磯見俊裕、照明が豊見山明長と、いずれも第一線で活躍するベテランぞろいで、音楽は青山真治が手がけている。

第二次世界大戦末期から戦後の東京が舞台。時代に絶望した作家の野村(永瀬)と飲み屋を営む元娼婦の女(江口)は刹那的な同棲を始め、貪るように体を重ねる。一方で、中国戦線で片腕を失い帰還した大平は、終戦後に世の中を震かんさせた犯罪者・小平義雄がモデルになっている。村上が大平を演じ、女性を次々と殺し罪を重ねていくが、今作では精神と肉体を病んだ被害者として描かれている。

メガホンをとった井上淳一監督はここ数年、戦争を背景にした脚本を何本も書いたそうだが「そのどれもが映画化には至りませんでした。いわく、製作費がかかり過ぎる、こんな映画を誰が見るの? ならば、自分で作ろうと思った」という。そして「頭を使って戦中、戦後をきっちり描こうと。30年前には普通にあった『下から突き上げるような戦争映画』を撮ろうと。そこには何のタブーも自主規制もありません」と語り、その出来栄えについては「現在の焦土と化したような日本映画界に多少なりとも風穴が開けられたのではないかと自負している」と手ごたえのほどをうかがわせた。

戦争と一人の女」は、2012年公開予定。

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