“熟女”草刈民代、瀬戸康史のストライクゾーン広げる?
2012年8月30日 17:02
大人の女性から人気を集める「よる☆ドラ」シリーズ最新作で、昨年のNHKドラマ10「胡桃の部屋」を手がけた脚本家・篠崎絵里子によるオリジナルラブコメディ。突然夫に離婚を切り出された46歳の専業主婦(草刈)が、ひょんなことから高級ホテルで働くことになり、そこで総支配人のイケメン御曹司(瀬戸)と運命的な出会いを果たす。
本作でドラマ初主演を果たした草刈は、「普通の主婦の役に心躍った。『Shall we ダンス?』の影響で孤高の人と思われがちだけど、実際の私とはイメージの差がある。もうちょっと他の芝居もできるはずだと思っていた矢先だったのでうれしかった」と新たな挑戦に期待をはずませた。悩める専業主婦役は「私とはまったく違う道だけど、家庭という閉ざされた中で充実して生きてきた人。つらい経験もたくさんしながら前向きに生きていく姿が美しいと思った」と共感しきり。タイトルの“熟女”には、「そういう年齢なんだなということは自覚した」と笑っていた。
二重人格という難役に挑んだ瀬戸は、「人は多かれ少なかれ色んな顔をもって生きていると思う。そうなったバックボーンが丁寧に描かれているのでそこにも注目してほしい」とアピール。また、初共演となった草刈の印象を「正直言うと、ちょっと怖いなというのはあった(笑)。だけど現場で気さくに話しかけてくれて、休憩時間にもあまり座らないのでビックリ」と驚いていた。一方の草刈も、「お若いので全く接点がないのではと思っていたけど、お芝居をしているうちに共演している仲間として接することができた。枠がなく、目の前にあるものを柔軟にこなす方」と厚い信頼関係を築いた。
ふた回りも年下の男性に惹かれる役を演じた草刈は、「恋愛というよりも人と人が共鳴するものの先に、恋愛が発展するかもということを描いている。相性が良ければ、これだけ年が離れていてもひかれてしまうということはあるんだなと実感」としみじみ。瀬戸も、「撮影前までは年の差恋愛は想像できなくて、(恋愛対象は)2歳上か2歳下くらいとかなり狭かったけど、僕自身のストライクゾーンもかなり広がったかな」と明かし、笑いを誘った。
「眠れる森の熟女」は9月4日から放送開始。