松坂桃李、監督のサプライズ演出に「引き出された」
2012年8月27日 10:00
やまだないとの同名人気漫画を映画化した本作。不慮の事故による意識不明の状態から12年ぶりに目覚めた18歳の体と6歳の心を持つ青年・モリオとその親友の交流を中心に、誰もが経験する大人への旅立ち、青春の光と影を甘酸っぱく描く。
昨年の12月に2週間という短期間で集中的に撮影が行われたが、初の映画単独主演を果たした菅田は「あの撮影の日々は本当にファンタジーのようで、作品の世界観もすごく楽しくていろんな挑戦がありました」とふり返る。心は事故当時の6歳のままという難しい役どころで、撮影中はオンとオフを切り替えず、ずっと役の精神状態で過ごしたそう。「パンクしそうになったら、監督にそれをかき消してもらってました。現場で常にディスカッションしてひとつひとつ作っていきました」と監督への強い信頼を明かす。
本作を経たことで変化や成長を感じることも多いようで「以前、ある先輩の俳優さんに『人生楽しいか?』と聞かれ、そのときは意味が分からなかったんですが、この作品に関わってから人生が楽しいと思いながら過ごしてます」と晴れ晴れとした表情で語った。
モリオの姿を見て、かつての自由気ままだった少年時代を思い返す親友のミキヒコを演じる松坂は「撮影中は夢の中の世界にいるような気分でした」と述懐。「段取りとかではなく、まず気持ちでやってみるという現場が好きで本当に居心地がよかった」と語る。
モリオとミキヒコの共通の友人・トモナリ役の相葉も「何も決めずに現場に入り、空気感や流れを感じながらフラットな感じで臨みました。いままでにない芝居ができたと思います」と手応えをつかんだよう。
3人とも現場での話し合いやサプライズ演出によって前田監督から新たな一面や素直な反応を「引き出された」と口を揃える。監督は「3人を役にはめるのではなく、3人が持っているものを役に投影して作れたと思います。どうやったら予想外に顔を引き出せるかとずっと考えてました」としてやったりの表情だった。
会見後には観客向けのトークイベントも開催され、イケメン俳優陣に女性ファンは大歓声を浴びせていた。主題歌を手がけた「Good Coming」も来場。エンディングを飾る「ours~ボクらの足跡~」を熱唱した。
「王様とボク」は9月22日よりユナイテッドシネマ、シネマートほか全国にて順次公開。
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