テリー・ギリアム監督、クリストフ・ワルツ主演で新作SF映画製作へ
2012年8月17日 14:30

[映画.com ニュース] テリー・ギリアム監督が新作SF映画「Zero Theorem」の製作に着手し、「イングロリアス・バスターズ」の悪役でアカデミー賞助演男優賞を受賞した、オーストリア出身の俳優クリストフ・ワルツが主演することが明らかになった。
ギリアム監督本人がオフィシャルfacebookページで発表した。同監督は「人生の意味を教えてくれるはずの1本の電話を待っている男が主人公の、非常に独創的な脚本だ。もちろん、ほかにもいろいろなことが起こる。深遠かつファニーな映画になるだろう。楽しくなりそうだ」とメッセージを残している。
米Deadlineによれば、パット・ルーシンが脚本を手がけた「Zero Theorem」でワルツが演じるのは、エキセントリックなコンピューターの天才レス。「マネージメント」と呼ばれる影の存在の目となる監視カメラが設置された、ジョージ・オーウェル風の企業社会が舞台となり、ギリアム監督の傑作「未来世紀ブラジル」を思わせる内容だ。ルーマニアのブカレストでプリプロダクションが始まっており、10月に同市メディアプロスタジオでのクランクインが予定されている。
なお、ギリアム監督が長年温めている悲願の企画「ドン・キホーテを殺した男(The Man Who Killed Don Quixote)」は、またしても資金難により中断しており、本作が次回作となるようだ。
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