高倉健、7年ぶりの舞台挨拶 平戸市民300人に「ありがとう」
2012年8月17日 05:00

[映画.com ニュース] 俳優の高倉健が8月16日、通算205本目となる映画出演作「あなたへ」のメインロケ地である長崎・平戸で、市民を招待した特別上映会と舞台挨拶に出席した。高倉は、共演の綾瀬はるか、三浦貴大、盟友・降旗康男監督とともに、平戸文化センターに集った約300人の市民から大歓迎を受けた。
同作は、高倉扮する富山刑務所の指導技官・倉島英二が亡き妻の生前の真意を知るため、妻の故郷である長崎・薄香港へキャンピングカーで旅する姿を描いたロードムービー。高倉は富山を皮切りに、岐阜、兵庫、福岡、長崎でロケを敢行した。旅の目的地でもある平戸・薄香港では、昨年10月29日から8日間にわたり撮影が行われた。
今回の上映は、平戸に劇場がなく移動に1時間を要する佐世保まで足を伸ばさないと映画を見ることができないと知った高倉の、「ぜひ平戸の皆さんに『あなたへ』を見ていただきたい。撮影のときの御礼がしたい」という思いを受けて実現。高倉にとっては、2005年10月22日に行われた東京国際映画祭での「単騎、千里を走る。」ワールドプレミア以来、約7年ぶりの舞台挨拶となった。
高倉は、「久しぶりにこんなに高いところに立つので、緊張しています。皆さん、お久しぶりです。撮影の際はありがとうございました」と挨拶すると、場内は拍手喝さい。綾瀬は、撮影時にホテルの部屋に高倉が差し入れたフルーツと手紙を、料理長からのものだと思っていたそうで「翌日、高倉さんからのプレゼントだったと知ってびっくりしました」と明かし、笑いを誘った。
また、撮影時に高倉が休憩する場所を提供した木山キミさん(88歳)の姿を見つけた高倉は、笑顔で絵作りに参加するよう促し、肩を抱いて撮影に応じた。木山さんは、「撮影の初日から何度も家にいらっしゃいました。サインやお菓子など、いろいろなものをくださったり、お手紙などをいただいたり。子どもや孫に佐世保まで見に連れて行ってあげると言われていましたが、今回試写会で見られてうれしいです」と感慨深げに話した。
同作は、23日にカナダで開幕する第36回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品される。25日から全国で公開。
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