成島出監督作「草原の椅子」パキスタンロケ開始
2012年8月12日 06:30

[映画.com ニュース] 宮本輝氏の人気小説を成島出監督で映画化する東映配給「草原の椅子」が、6月30日から都内でクランクインし、7月31日に日本での撮影をすべて終了した。
パキスタンに出発する前、成島監督は「素晴らしい景色の場所なので、事故のないようにいい画を撮りたいと思っている」とコメントを寄せた。
現在は佐藤浩市(遠間憲太郎役)、西村雅彦(富樫重蔵役)、吉瀬美智子(篠原貴志子役)、貞光奏風くん(喜多川圭輔役)の4人が8月3日に日本を出国し、同日にパキスタン・イスラム共和国(首都:イスラマバード)に到着した。
イスラマバードからスカルドゥ便に乗り空路での移動を予定していたが、飛行機が飛ばず陸路でスカルドゥを目指し19時間かけて6日に現地に到着。7日から撮影を開始している。
原作者である宮本氏も「あそこ(フンザ)へ行くことが大変。政情不安であり、フンザでの撮影は日本の映画会社では撮影は不可能であると思っていた。しかし本作の映画化ではフンザでの撮影は絶対必要不可欠なものでした。フンザの素晴らしさを、日本の人々にも動く映像として見せてあげたい。そこで繰り広げられる男たち、女たちのドラマというのを私自身とても楽しみにしております」と語っている。
なお、同作は撮影が順調に進めば今月21日にクランクアップを迎える予定だ。(文化通信)
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