ハトを演じた人気声優「どういうこっちゃ」と困惑しきり?
2012年8月11日 10:30

[映画.com ニュース] ハトの目線で工事の一部始終を見つめたドキュメンタリー映画「劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ」のヒット御礼舞台挨拶が8月10日(ハトの日)、東京・角川シネマ新宿で行われ、語り部となる2羽のハトを演じた声優の神谷浩史と日笠陽子が浴衣姿で登壇した。神谷はクルックー役、日笠はジョンピー役を担当。3年8カ月の工事記録映像をもとに「上は丸いのに、足元はなぜ三角なの?」「どんな材料をどんな風に組み立てたの?」といった素朴な疑問をわかりやすく解説する。
「夏目友人帳」「マクロスF」などに出演する神谷は「マネージャーからハト役だと聞いて『わかりました。いいですね』って。安請け合いするタイプなので(笑)」と笑いを誘い、「キャラクターともナレーションとも違うので最初は戸惑いもあったが、スカイツリーができるまでを解説していく役どころだと心得た」と述懐。一方、「けいおん!!」で人気を博す日笠も「ハトを演じるって、どういうこっちゃ、と(笑)。日本語でしゃべるのか、それともピーチクパーチク言うのかイメージが沸かなかった」。それでも「幅広い方々が見る作品なので、聞きやすさを意識した」と語った。
開業から3カ月弱が経ち、客席には実際にタワーの展望台を訪れた人も。うらやましそうなふたりは「立っていること自体が不思議。完成までにどんないきさつがあったのか。多くの人たちの思いが詰まっている作品」(神谷)、「世界一の建物を支えるのは最新の技術と、1ミリ単位の世界。映画を見終わったら、本物にも昇ってほしい」(日笠)と映画をアピールしていた。
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