エル・ファニングがコッポラ監督最新作「ヴァージニア」を語る
2012年8月10日 12:17
[映画.com ニュース] 2007年に10年ぶりに監督復帰して以来、精力的に作品を撮り続けているフランシス・フォード・コッポラ監督の最新作「Virginia ヴァージニア」で、妖艶かつ無垢(むく)なヒロイン“V.(ヴィー)”を演じるエル・ファニングが語った。
コッポラは、娘ソフィアの監督作「SOMEWHERE」を見て、ファニングの起用を決めたという。ファニングは、「実は『SOMEWHERE』の現場にフランシスが訪れて、そのとき初めて会ったの。ソフィアに『あ、父が来たわ』と言われて“どうしよう”と思ったのが最初。恐れるような雰囲気のない、普通のお父さんっぽい雰囲気の方で、2人の間にある家族愛を感じたわ」と振り返り、(「ヴァージニア」で)伝説のような監督から多くのことを学べるだろうし、続けてコッポラ家の仕事ができることに興奮した」と明かす。
「挑戦だと思ったのは、なんといってもフランシス・フォード・コッポラ監督の前で演技をすることね。それで神経質になってしまうのを乗り越えることも。でも、“おじいちゃま”と一緒に仕事をしているような感じでもあったの」
物語は、かつて凄惨な事件が起こった町を訪れたミステリー作家(バル・キルマー)が、現実か幻なのか分からない世界で“V.”と名乗る謎の少女と出会い、彼女とミステリーの大家エドガー・アラン・ポー(ベン・チャップリン)に導かれながら、現在と過去、2つの世界で起こった殺人事件の真相へと迫っていく姿を追う。ファニングは、白いコルセットとシフォンドレスのロリータ・ファッションを披露し、幻想的な雰囲気を醸し出している。
「今回の衣装、大好きだった! エキゾチックで新鮮なスタイルで、クール! 青白いメイクには1時間かかったかな、キラキラでピカピカのピンクの口紅とシャドウをつけて。監督が元々V.について“こういう感じ”と、とてもはっきりしたイメージを持っていて、写真もたくさんあったの。髪型に至るまで、ポニーテールを変形させて鎖をつけたりしてね。白いコルセットにキラキラした白いスカート、あんな衣装は初めて身につけた」
また、V.については「エドガー・アラン・ポーの妻、殺された女の子、いろんな捉え方が出来るけれど、私の中では彼女は霊だったの」と語っている。
8月11日より全国順次公開。
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