来年のアカデミー賞司会をめぐる攻防が激化
2012年8月7日 22:30

[映画.com ニュース] 来年のアカデミー賞授賞式の司会者の選定をめぐり、同賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)と、放映権を握る米ABCが対立していると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
同紙によれば、来年のアカデミー賞授賞式のプロデューサーは「サタデー・ナイト・ライブ」のベテランプロデューサー、ローン・マイケルズに内定。そのマイケルズは、「サタデー・ナイト・ライブ」出身のコメディアン、ジミー・ファロンにアカデミー賞の司会を持ちかけ、本人もその意欲を見せているものの、米ABCがこれに反対しているという。
理由は、ファロンが米NBCの夜のトーク番組「Late Night with Jimmy Fallon」の顔であること。ABCが抱える裏番組「Jimmy Kimmel Live!」と視聴率競争を繰り広げていることから、ABCの親会社ウォルト・ディズニーのロバート・アイガー会長が真っ向から反対しているという。
アカデミー賞授賞式の内容はAMPASの管轄のため、ABCには司会の選択権はない。しかし、さまざまな影響力を行使できる立場にあるだけに、AMPASもABCの意見を無視することは出来ないという。
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