「るろうに剣心」大友監督、佐藤健を大絶賛「同世代の中でもダントツ」
2012年7月10日 15:00
「週刊少年ジャンプ」で連載され、テレビアニメ化もされた和月伸宏の人気コミック「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」を、佐藤健主演で実写映画化。“人斬り抜刀斎”の異名をとった緋村剣心(佐藤)が、明治維新以後に“殺さずの誓い”をたて、人を斬ることのできない“逆刃刀”を携えながら流浪の旅を続ける姿を描く。ヒロイン・神谷薫役に武井咲、共演に蒼井優、吉川晃司、江口洋介、香川照之ら豪華キャストが顔をそろえる。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」や「ハゲタカ」で知られる大友監督は、「大河もやったのでもういいかなとNHKを“脱藩”し、その後いただいた企画の中で最もハードルの高いものを選んだ。社会派と言われていたので『何でオレに来たんだろう』と最初は思ったけど、『龍馬伝』の(佐藤演じる)“人斬り以蔵”が明治の時代にどういう生き方したのかと考えたら興味がわいた」と経緯を語る。また、「世の中が複雑すぎてヒーロー像って難しいけど、マーベルに負けないヒーローを作り出そうと。不器用でもやっぱり戦っている人って格好良い。廃刀令で刀が使えない時代に、武士の魂と言われた刀を捨てきれない気分と、もう2度と人を斬れない気分をもつ剣心がいとおしくなった」と思い入れを語った。
タイトルロールを演じる佐藤には、「剣心のことが好きで裏切れないという決意を強く感じた。この作品でアクションが格好悪かったら俳優を辞めるとまで言っていて、ひとりの若者が勝負かけて打ち込んだ現場に立ち会えたことは、監督としてものすごく幸せ。同世代の中でもダントツの実力だと思う」と太鼓判を押した。斬新なアクションシーンが数多く登場するが、「アクションは国境を越えることを痛感していた。セリフというより体のモーションに裏打ちされたエモーション。キャラクターが戦う理由などのドラマ性とアクションをバランスよく調合したつもり」とこだわりを語った。
さらに、原作者・和月との密なコミュニケーションを経て、「とにかく生身のアクションにこだわるという点で意気投合した。CGではハリウッドに負けちゃうし、自分のペースで見られる漫画と“時間芸術”と言われる映画のメディアのあり方の違いを分かって頂いていたことは大きい。試写後、握手をしながら『最高です、言うことないです』と言っていただき、肩の荷が本当に降りた」と達成感をかみしめていた。
「るろうに剣心」は8月25日から全国で公開。
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