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過疎の町の“葉っぱ”ビジネス映画「人生、いろどり」 吉行和子らが舞台挨拶

2012年7月4日 18:00

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年齢にとらわれず輝く女性たちが集合
年齢にとらわれず輝く女性たちが集合

[映画.com ニュース] 高齢化と過疎化が進む徳島県・上勝町で、木の葉や道ばたの草を料理の“つまもの”として販売するビジネスを立ち上げ、シルバー世代の女性が成功を収めた実話を映画化した「人生、いろどり」の完成披露試写会が7月4日、都内で行われ、吉行和子富司純子中尾ミエ御法川修監督と共に舞台挨拶に登壇した。

舞台となった上勝町は、人口約2000人、高齢者が48%を占める四国で一番小さな町。冷害でミカン産業が全滅した町の活気を盛り返そうと、ひとりの農協職員が葉っぱをつまものとして販売することを企画し、3人の高齢女性がともに立ち上がる。吉行ら3人が、それぞれ悩みを抱えながらも仕事を通して生きがいを見出し、友人や家族に見守られながら輝く女性たちの姿を演じる。

撮影も上勝町で行われ、期間中はキャストと撮影班がともにひとつの宿泊施設に寝泊まりし、まるで合宿所のような生活だったという。主人公の薫を演じた吉行は「上勝町の葉っぱが元気よく、突き刺さるような緑の中にいると元気になりました。去年の7月で、なでしこジャパンも優勝したので、私たちもがんばらなければと思った」と撮影を振り返った。

円熟した演技と存在感を見せるベテランの3人。映画のテーマに関連し、人生もうひと花咲かせるなら? との問いには「現実はめんどくさいことがいろいろあったので(笑)、フィクションの中で素敵な役をいただいてのびのびと楽しみたい」(吉行)、「詐欺師などやったことのない面白い役を演じたい」(富司)、「老後みんなが楽しめるユートピアをつくりたい」(中尾)と思い思いの願望を挙げた。

この日は上勝町でつまものビジネスに実際に携わる町の女性3人が上京し、初めて本作を鑑賞した。89歳の針木ツネコさんは、「感動しました。こんなにうれしいことはありません」と感慨深げに感想を述べた。また、平均年齢69歳、80歳の最高齢メンバーが所属するチアリーダーグループ「ジャパンポンポン」が、年齢を感じさせない華麗なチアダンスを披露し会場を沸かせた。

御法川監督は「3人が女優の細部を振るわせてキャラクターを創造してくださった。3人を通して上勝町の女性たちの姿を見ていました」と、女性陣に最敬礼。そして「この作品を通して経験を積んだ女性の美しさを感じていただければ」と呼びかけた。

人生、いろどり」は2012年9月、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。

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