映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

“建てない”建築家坂口恭平のドキュメンタリー公開 新政府総理としての抱負も語る

2012年7月1日 12:00

リンクをコピーしました。
“建てない”建築家坂口恭平
“建てない”建築家坂口恭平

[映画.com ニュース] 「TOKYO 0円ハウス 0円生活」「独立国家のつくりかた」などの著作で知られる異色の建築家・坂口恭平氏のドキュメンタリー「モバイルハウスのつくりかた」の初日舞台挨拶が6月30日渋谷ユーロスペースであり、坂口氏と本田孝義監督が登壇した。

2010年11月に、ホームセンターで購入できる材料で、移動可能な車輪つきの小さな家「モバイルハウス」の製作に着手した坂口氏が、多摩川の河川敷で長年生活し「多摩川のロビンソンクルーソー」と呼ばれる路上生活者からアドバイスを受ける姿などを映し、現代のライフスタイルに疑問を投げかける。

建てない建築家とも呼ばれる坂口氏は「僕が好きなのはフランク・ロイド・ライトの“建築家というのは建てる人のことを呼ぶのではなく、建築のことを考える人のことを建築家と言うのである”という言葉」と巨匠の言葉を紹介する。これまでの写真やインスタレーションといった作品は海外でも発表するなど常に世界を視野に入れて活動しており、本作にも英語字幕を付け、現在ドイツでの上映が決定しているという。

また、坂口氏は建築についての作品発表や文筆業のほか、震災避難民受け入れコミュニティ「ゼロセンター」を故郷の熊本で立ち上げ、新しい生き方を模索していく“新政府”を設立、初代内閣総理大臣に就任した。「みなさんストライキやったことありますか? 僕はそれをやっているんです。革命を起こすということは特別なミラクルなことではない」と断言。そして「江戸時代は一揆が起きないよう徳政令みたいなことをやってるんです。僕たちはそういうことを日本銀行に対してやらなきゃいけないんです。1000兆円の借金をチャラにしたい。怒る人はいないと思うんですけど」と、立ち見も出るほどの客席に向け、抱負を熱く語った。

本田監督は「僕自身も何十年もローンを背負って家を持たなきゃいけなかったり、なんで若い人が家を持てない世の中になっているんだろうと危機感を持っていた」と話し、坂口氏の著書に共感して映画化のオファーをしたという。「坂口さんの新政府の活動もモバイルハウスを作ってきたことがステップになっていると思うので、是非見ていただきたい」と作品をアピールした。

モバイルハウスのつくりかた」は渋谷ユーロスペースで公開中。7月7日、14日の本編上映前には、坂口氏の幻の監督作「多摩川文明」を上映する。

フォトギャラリー

坂口恭平 の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」の注目特集 本日公開 注目特集

映画「F1(R) エフワン」 NEW

【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上

提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男の注目特集 本日公開 注目特集

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男

【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。

提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画の注目特集 注目特集

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画 NEW

【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!

提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作の注目特集 注目特集

186億円の自腹で製作した狂気の一作

【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…

提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?の注目特集 注目特集

なんだこの映画は!?

【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!

提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――の注目特集 注目特集

すさまじい映画だった――

【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。

提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!の注目特集 注目特集

“生涯ベスト”の絶賛!

「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】

提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!の特別企画 特別企画

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選! NEW

「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画.com注目特集 6月27日更新

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る