沢尻エリカを知り尽くした蜷川実花、撮り下ろし写真集を発表
2012年6月12日 05:00

[映画.com ニュース] 映画「ヘルタースケルター」で女優・沢尻エリカの魅力を限界まで引き出した蜷川実花監督が、世界的な写真家として沢尻が劇中で演じたトップモデルのりりこを激写し、1冊の写真集として発表することがわかった。タイトルは、「HELTER-SKELTER MIKA NINAGAWA」。本編同様に、“見たいものを見せてあげる”写真集が完成した。
沢尻扮するりりこは劇中、さまざまなグラビアや写真集、CF、ドラマなどめまぐるしい活躍をみせる。雑誌や写真集は、蜷川監督が実際に撮り下ろしたもの。女性誌の表紙に登場するシーンでは、メイクや髪型、衣装も1カットごとにチェンジする完ぺきな態勢で仕上げていった。今回の写真集は、膨大な写真のなかから蜷川監督自らが厳選し、劇場公開に先駆けて登場する。
特筆すべきは、りりこが着用している真紅のロングドレス。KEITA MARUYAMAが今作のために制作したドレスで、フロントは脚線美もあらわなミニだが、バックはボリュームのある裾が7メートルもある作りだ。沢尻は、「あんなドレスを作っていただけるなんて、もう夢のようで、もったいないくらいでした。ただ、素晴しい分だけ着るのもすごく大変で、移動のときもひとりじゃどこにも行けないから、3~4人の大所帯で歩かないとどこにも行けない状態でした」と振り返っている。
東京・渋谷パルコミュージアムでは、蜷川監督が撮り下ろしたスチルフォトや劇中の雑誌用ファッションフォトなどを展示するほか、美術セットも再現する特別展が7月5~23日、開催される。写真集は同日、同ミュージアムで先行発売され、7月14日から一般発売。
また、7月15日には台北映画祭でお披露目されるほか、香港、韓国、台湾での公開も決定している。「ヘルタースケルター」は、7月14日から全国で公開。
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